通し稽古、ロケ前最終打ち合わせ

映画「虎をかぶりて、駆けてく」のロケ日が1日1日と近づいています。

9月19日には須玉支所で通し稽古が行われました。和やかなムードですが、皆さん、役になりきろうと気合いが入っています。

「キャストはほとんどアマチュアでどうにかこうにか集まってもらった人たちですが、皆、本を読み込んで役柄を捉えていて、期待以上の演技力。なんとか面白いものができそうです!」と松永監督。

松永監督自身も、映画の監督は初体験。ただ、長く広告畑にいたことからディレクションには慣れています。また、以前富士山・河口湖の映画祭のシナリオコンクールでグランプリを受賞した折、その映画(「ジョフクの恋」2013年)の製作中ずっと立ち合って振り付けなどを自ら手配した経験が多いに役立っているようです。

雄大な北杜の自然風景を映像に収めたいのはもちろんですが、監督が最も見せたいのは、主人公の晴夏の心情が、微妙に変化していく様子だそうです。

大きな変化ではなく、とても微妙な変化。ラストシーンの稽古には緊張感が漂います。

「最後は今までの流れを締める大事なシーンだと思うので、間の使い方や視線など難しいけれど、やりがいがあります」と主人公・晴夏役の河野実里さん。

また、場所は変わって北杜市役所でロケ前の最終打ち合わせが行われました。

初めて顔を合わせる人もいるため、改めて自己紹介タイム。写真中央は撮影・製作トータルアドバイザーの藤原秀夫さんです。全国を飛び回って仕事をされている忙しい合間をぬって、これまで何度も松永監督と打ち合わせを重ねてこられました。

こちらも北杜市在住のプロ、編集の長田千鶴子さんです。長田さんは、日本映画界を牽引してきた故・市川崑監督のほとんどの作品の編集を担い、市川崑監督の「女房役」「懐刀」とも呼ばれた凄腕の持ち主。フィルムの頃からの仕事のお話を伺うと、その想像を超えるハードさとエキサイティングな様子に衝撃を受けます!

もう一人の心強いプロフェッショナル、齋藤栄美さん。東京で様々な映画の監督業に携わっている経験を生かして、今回ご協力いただけることになりました。「映画には、皆で協力してひとつのものを創る楽しさ、そして自分たちが創った映画を皆で観るという楽しさがあります。この地域の人はもちろん、ほかの地域の人が見ても面白い作品にできれば」と話していました。

全員で集まれる日は他にないかも、ということで集合写真を。いい映画にするぞー! 楽しむぞー!!

全体会議終了後も、それぞれ衣装やメイクの確認をしたり、疑問点を洗い出したり。

大半が素人の手づくり映画ですので、この時とばかりにプロに指導を仰ぎます。「素人でも素人こそのあったかみが出れば、楽しめる作品になると思います」と長田さん。嬉しい言葉です!

ロケの日、特に台ヶ原宿の23日(日)午後に虎舞の秋祭りに来てもらえれば、祭り客として映画に少し映る可能性があります。ぜひ遊びに来てくださいね!

シナリオ教室4回目が行われました

一般向けシナリオ教室の4回目が9月15日に開かれました。

まずは先週の復習から。映像作品の時間や場所の設定についての特性や、画面という枠がある利点などを学びました。

今回は、面白いシナリオを書くために妄想力と嘘つき力を鍛えることがテーマです。

ドラマを見ている人は何を思っているのでしょうか。
わからせようと思って全部説明してしまうと、見ている人は何も考えてくれません。全部わからせるのではなく、感じさせるにはどうしたらいいでしょうか。

言葉で話すことと、実際の気持ちが違うことはよくあります。
セリフではなく、登場人物の本当の感情が現れる仕草をト書きに書くという方法もあります。

見ている人が感情移入していく実例についても教えてもらいました。

後半は、参加者が書いてきた自分のシナリオの一部やあらすじを発表してもらう時間です。

20分のシナリオにはどれくらいのお話をかけるものなのかは、トライしてみないとなかなかわかりにくい部分です。たくさんのことを入れたいのは山々ですが・・・。

北杜の美しい情景が思い浮かぶシーン、北杜の生活の中でありそうなお話、動物に視点を当てたお話など、いろいろな案が発表されました。

シナリオコンクールの締め切りまではまだ時間があるので、大前先生の的確な指導を受けながら、期待に応えてどんどん修正を重ね、素敵な作品が完成するといいですね!

 

 

「虎をかぶりて、駆けてく」の稽古中!

映画「虎をかぶりて、駆けてく」の稽古が進んでおり、8月26日には白州の活性化センターが稽古場となりました。

松永監督と撮影・製作トータルアドバイザーの藤原さんの下、メインキャストが集合するのはこの日が初めてです。

いろんなシーンがあります・・・。自然にできたかな?

演技のしぐさの指導を受けて、思わず笑ってしまったり。

待機中も、自分の役柄について思いを巡らせます。

主役の実里ちゃん。お疲れさまです!

それぞれのセリフの稽古もありますが、この日は虎頭の舞保存会の方々にご協力いただいて、初めて虎頭の舞の稽古をつけてもらいました。

ここで虎頭、登場です! 初めて目にするという人がほとんど。少しずつ顔つきが違うようです。

頭を動かす仕組みを、保存会長が教えてくれます。

また特別に、江戸時代からこの地に伝わる虎頭を見せてもらいました。一本の桂の木から彫り出されているそうで、迫力があります。
徳川の治世の後、明確な形での虎頭の舞の継承は途絶えていたそうですが、現存していたこの虎頭に注目して改めて全国の虎舞について調べてみたところ、これほど見事な虎頭が残っている地域は他にないことに気が付きました。

各地の例から考えると、山間地である白州台ヶ原での虎舞には、火伏せの意味合いがあった可能性があります。

地域内のつながりの強さの表れでもある虎舞を復活させようと、保存会が発足したのは平成3年のこと。江戸時代の虎頭を参考にレプリカを制作し、各地に伝わっていた曲やオリジナルの曲を用いて、地域の大人や子どもが練習を重ね、夏から秋にかけての年数回の祭りで舞を披露しているそうです。

大人用の虎頭は木製でかなり重いですが、舞う際にはしっかりと持って前に突き出す必要があります。

これが、基本姿勢ですか?! つ、つらい!

脚も上げなくてはなりません! 後ろ足役は、尻尾を掲げたまま舞います。

そしてジャーンプ!

(きついよ〜〜〜!)

ここで、実際の祭りで虎として踊っている先生たちのお手本を。

さすがに力強さがありました!拍手!

何か大変なことになっていますが、これはカメラ位置チェックです!

虎の衣をつけるとより暑そう、そして重そうですが、頑張って!

笛や太鼓の音に合わせて・・・。

虎に、なるように・・・。

少し様になってきたでしょうか?

だいぶ疲れました・・・。

ヘトヘトですが、ラスト。先生たちと共に動きを合わせて!

決まりましたー!!

虎の舞の他にもいろいろ段取りがあり、まだまだ詰めるところがあります。

お祭りの日には皆で映画作りを楽しみましょう!

一般部門シナリオ教室の2回目が行われました

8月25日に一般部門のシナリオ教室の2回目が、すたま森の図書館で行われました。

まずは前回の復習を兼ねて、テーマを1つに決めて書くことの大切さや、視点についてなどのお話がありました。大前先生の現場での経験談に基づいて話が進むために、納得感があります。

ト書きはどこまで書けばいいのか、といった具体的な質問が上がり、そこから自分が書きたいこと、見る人にわかってもらうように書くこと、舞台と映像作品の違いなどにも話が及びました。

今回の授業の重要な点は、ドラマには対立や葛藤が大切だということ。実際にちょっとした会話をしてみて、対立があるとそれぞれの立場が自ずと伝わることを学びます。

「私、実は・・・」で始める自己紹介タイムでは、それぞれが想像力を働かせて嘘か本当かわからないプチ告白をして楽しみました。

また今回は、教室の隣の部屋でお茶やお菓子を囲んで親睦を深める時間もありました。

3回目となる次回は、森の図書館の隣の建物が会場となります。

一般部門のシナリオ教室も始まりました!

大前玲子シナリオ教室の小・中学生向けの日程が終了し、8月11日には一般向けの教室がスタートしました。今年の会場はすたま森の図書館で、30名以上の参加者が集まりました。

大前先生を慕って県外から足を運んだ方々もいます。普段、大前先生は何百人ものプロの脚本家を輩出している表参道のシナリオ・センターなどで教えておられますが、絶大な人気を誇る大前先生の授業は、希望してもすぐに受講できない状況だそうです。改めて、そんな先生の授業を北杜で受けられる機会は貴重ですね。

「昨年この授業を受けて、初めてシナリオを書いて受賞した人もいるので、今年もっと厳しく教えたらもっと受賞者が出るかもしれない」と話す大前先生ですが、楽しいムードは今年も変わらず。

講義や本で学んでから書き始めるより、トライしながら学ぶのが早い、ということで、さっそく短い課題に取り組んでもらいます。

昨年のシナリオコンクールで「北杜市民賞」を受賞した森澤美幸さんは、去年に続き今年も受講されています。「初めて書いて受賞できたのはラッキーでした。自分が考えたあらすじやシナリオを、授業の中で早めに発表して独りよがりな部分を指摘してもらったのが良かったんだと思います」。

恥ずかしがらずに発表するのは大切なんですね。皆の発表を聞くのも面白いです。

今年はテキストとして、第1回シナリオコンクールの入賞作品集が配られています。入賞作に沿って大前先生がシナリオの手ほどきをしている部分もあり、じっくり読める面白いものになっています。

最後に宿題が出され、1回目の授業が終わりました。次回が楽しみです。

配役が決定!顔合わせ・初本読みを行いました

第1回シナリオコンクール一般部門グランプリ作の映画「虎をかぶりて、駆けてく」の配役が決まり、8月6日に顔合わせが行われました。

北杜市在住、または北杜市に縁の深いキャストばかりで、演技は未経験者がほとんど。まさに北杜の手作り映画となりそうです。

和やかな雰囲気の中で自己紹介が終わり、初本読みに入ります。
決定稿の台本は、皆この日が初見。それぞれの役に入っていこうと真剣にセリフを読み合わせます。

配役も踏まえて最後の最後まで練り直した監督肝入りのシナリオですが、セリフが声に出されることで一気に命が吹き込まれていくようです。

幼なじみ役のツーショット。身長差36センチ! 虎舞の祭りには皆さん、ぜひお越し下さい!
何しろ第1回目の映画づくり。解決しなければならないことがさまざまあり、配役もどうなることかと心配な時期もありましたが、こうして決まってみると、「声がいい!」「役に合っている!」など素直に言い合える楽しみな雰囲気となりました。稽古はこれから。皆体当たりチャレンジですので、応援してください!!

手作り映画ではありますが、撮影&製作トータルアドバイザーは、現役で多くのCMやドラマ、映画を撮り続けているプロ、藤原秀夫さんです。
そして映像の編集は、長田千鶴子さんに引き受けて頂くことになりました。長田さんは、『ビルマの竪琴』『犬神家の一族』等幅広い作品を手掛けて日本映画を牽引した故・市川崑監督の作品を長い間編集されてきた方です。
プロのお二方が市内在住で、この映像祭に力を貸してもらえるのは大変心強く、そしてとても楽しみです!!

 

 

 

 

小・中学生向け大前玲子シナリオ教室2回目ー市長も見学

小・中学生向けシナリオ教室(全3回)の2回目が、8月1日に北杜市役所で開かれました。

昨年のグランプリ作品のアニメーションを鑑賞した後、大前先生が作成したいくつかのシナリオを読み合わせました。ちょっと切ない恋心が伝わるシーンもあります。

面白いのは、気持ちとは裏腹のセリフもあるところ。恥ずかしいときや、見栄を張りたいとき、つい思っていることと別のことを言ってしまうのが人間です。

また今回は、昔話の主人公の方ではなく、悪役である鬼にフォーカスしてみました。鬼の言い分によって物語がどう展開するのか、3つのグループに分かれて考えます。

「あらすじは考えられるけれどシナリオとなると、セリフが難しかった」という中学2年の東條桃花さん。一生懸命取り組んで、原稿用紙を埋めていました。

たくさん書いたら、一息入れておやつタイム!

どんなお話を考えたか全員が発表しました。人それぞれの解決策、ストーリーがあるのがよくわかります。

昨年に引き続き参加している小学6年生の福田夏音さん(写真中央)。これまでマンガを20作ほど描いたことがあり、小説にも興味があるそうです。昨年は時間が足りずシナリオコンクールに応募できなかったそうですが、今年は応募するそうです。「北杜は鳥や蛍など自然がたくさんあって大好き。シナリオ教室はとても楽しいです。先生が優しいです。来年もあったらまた参加したいです」。

この日は渡辺英子北杜市長が見学に訪れていました。「子どもたちの豊かな発想に触れるのが大好きなので、とても楽しかったです」。鬼の気持ちという見過ごしがちな観点からシナリオを考える子どもたちの姿を見て、「人と人との関係が希薄になりがちな今、こうして自分と違う人の考え方に思いを重ねることは、大人になって何かあったときにも役立つのではないでしょうか」と話していました。

 

 

 

今年も始まりました!大前玲子シナリオ教室

2018年7月25日に、今年初となる北杜「水の山」映像祭大前玲子シナリオ教室が開かれました。

この日行われたのは小・中学生向けの授業で、会場は去年に引き続き北杜市役所です。小学校高学年を中心とした生徒たちが北杜市内から集まり、まずは一言ずつ自己紹介を行いました。

大前先生が用意した短いシナリオを少しずつ使って、イメージを膨らませていきます。自分たちで読み合わせも行いました。

この先はどうなるでしょうか? 続きを少し考えてみます。
聞いてみると、それぞれ違った意見が出ます。どんな性格だからなのでしょうか。人は皆違う、だから面白いのがシナリオです。間違いはありません。

どちらが面白いでしょうか? 2パターンのシナリオを聞き比べてみました。物事がすんなり解決すると物足りなさを感じ、困ったことがある方がより面白く感じるようです。「たくさん困ってください」。

では、昔話に出てくる主人公の性格が3パターンあったら、それぞれどんなお話になるでしょう? 3つのグループに分かれて考えました。

主人公の性格に沿った面白い意見がいろいろと出てきます。

覚えたてのシナリオの書き方で、さっそくストーリーを書き起こします。

難しい言葉も入れてどんどんお話を創り、挿絵まで描いていた5年生の篠原千遥さん。小説を読むのが好きで書いたり創ったりすることに興味があり、将来シナリオライターになりたいそうです。

人を驚かすのが好きだという6年生の清水千愛さん。湧いてきたストーリーを楽しそうに発表していました。

今年の小・中学生部門のコンクールでは、アニメーション作品のシナリオまたはあらすじを募集します。(この教室に参加していなくても応募できます。→シナリオコンクール募集要項
アニメーションは、ファンタジックなストーリーでも映像にしやすいので、どんな存在が登場しても大丈夫です。「北杜市を舞台に、どんなお話を創りたいか考えてきましょう」ということで1回目の授業が終わりました。

一般向けのシナリオ教室は8月11日(土)からで、まだ若干名の空きがあります。大前先生の授業は聞いているだけで楽しく、プロの視点でわかりやすく指導してくれると昨年も大好評でした。大前先生の授業を受けられるのは大変貴重な機会ですので、迷っている方はぜひご参加ください!

シナリオ教室の詳細・お申込みはこちら

 

第1回目の北杜「水の山」映像祭、大盛況で終了しました!

第1回目となる北杜「水の山」映像祭 in 2018が、7月1日に小淵沢町の女神の森 で開催されました。当初は来場数を心配していましたが、実際には820名を超える多くの方々に足を運んで頂きました。

例年であれば梅雨の時期ですが、今年はなんと6月中に梅雨が明け、天候にも恵まれた1日でした。

会場案内図です。(作成:Sakura Fantasmaさん)
出店してくれる店が当日までに少しずつ増えて、賑やかな会場となりました。

午前中はデコボーカル によるアニメーション制作のワークショップが開かれました。キャラクターの描き方からコマ撮りまでの全体的な説明があり、全員で拍手をしてBGM用の録音も行います。

自分で考えたキャラクターがジャンプする様子を、4枚の紙に描きました。色を塗り、背景まで描き込む人もいて、それぞれ熱中していたようです。

手を動かさないように気をつけて、描いた4枚を撮影!場所を少しずつ変えながら撮影することで、上映会場に到着するまでの楽しいアニメーションになりました。

森羅メインホールでは、日本アニメーション協会(JAA)の協力により、会員新作アニメーション「イントゥ・アニメーション7 」より数々の作品が上映されました。写真は司会の那波えり子さん(左)と、JAA 理事で「イントゥ・アニメーション7 」フェスティバルディレクターとして作品の紹介をして頂いた池田爆発郎さん(右)です。

言葉がそれほどなくても、それぞれの世界観が誰にでも伝わるのがアニメーションなのでしょうか。躍動感に溢れる画面に、会場が引き込まれていきます。
動きが美しく不思議で、万華鏡を眺めるように無心で見入ってしまう作品や、アニメーションならではの現実を超えた広がりのある作品、子どもも大人も声を出して笑ってしまう作品もありました。

今回、現代作家のさまざまな作品を大画面で味わうという濃密な時間を過ごし、アニメーション作品の独特の魅力、幅広さに気づき始めたという人が確実にいると思います。

お昼頃には特に、飲食の出店に多くの人が集まりました。「クオリティーが高い店が多い」「食べたいものがいろいろあり食べきれない!」「今度実際の店の方にも行こうと思った」という声が出ていました。

沙羅コミュニティーホールには、味のある革製品や手作りのアクセサリーの店、北杜特製かき氷のブースなどが並びました。午後には、ペッピーノ一座による人形劇の枠を超えたダイナミックなパフォーマンス「みどりのゆび」を多くの人が楽しみました。また、昆虫のプロ・オオムラサキセンターのスタッフとともに会場を囲む自然の魅力に触れるワークショップも大好評でした。

シナリオコンクールの受賞式では、受賞者たちが少し緊張気味に登壇しました。

佳作と北杜市民賞の受賞者には、ひまわり市場の協力による北杜市特産品セットが贈られ、盛りだくさんな中身を紹介する場面もありました。

そして、シナリオのことを知らない人でも楽しめるのが大前玲子先生の講評です。審査時のエピソードや、各作品のどんなところが素晴らしかったのか、そして佳作であればなぜグランプリにならなかったのかなどのポイントが、明確に、そして情熱的に語られました。

昨年の大前玲子シナリオ教室に参加したことで初めてシナリオを書き、受賞した方もいます。(シナリオ教室は今年も開催しますので、申込みがまだの方はお早めにご応募ください。→北杜「水の山」映像祭 大前玲子シナリオ教室参加応募フォーム

準グランプリに輝いた山下真弓さんは、「シナリオを書くことをやめたいと思った時が何度もあったが大前先生や周りに支えられました。これからも精進して皆さまの誇りになれるような活躍をしたい」と今後の意欲を語りました。

グランプリの有田哲也さんには、賞状とともに賞金50万円が手渡されました。有田さんは福岡在住で、今回の受賞を通じて既に何度も北杜に足を運ばれています。インターネット上で虎頭の舞の動画に出会い、これだと思ってシナリオに描いたエピソードなどを話してくれました。

監督としてグランプリ作の短編映画化を担う松永良平事業推進部長と、撮影・製作トータルアドバイザーの藤原秀雄さんが登壇し、「9月22日・23日の虎頭の舞のお祭りの頃にロケを行うので、特に市民にキャストや制作補助スタッフとして積極的に参加して頂きたい」との呼びかけがありました。
また、会場前では、受賞作品のシナリオをまとめた冊子が販売されました。

続いて、小・中学生部門の表彰も行われました。グランプリを受賞した持留光さんは、1歳の時に東京から北杜市に引っ越してきて、暮らしの中にいつも森があったそうです。

小さい頃から思っていたことをもとに作品づくりを始めたということで、幼少期から身近にあった清里周辺の森の動画を作ってきてくれました。
「皆同じ」とか、逆に「あの人とは違うから」というように括るのではなく、それぞれでいるとかグラデーションがあることに重きを置いている、と自身の思いを語ってくれました。

アニメーション化に当たっては、デコボーカル の二人と話をして、ホッとしたり驚いたり、楽しいいい経験ができたそうです。

デコボーカル は、原作をアニメーションという媒体に落とし込む際、持留さんとの会話の中で出た「相互のコミュニケーション」という言葉を重要視したそうです。自然と人間の対立を単に指摘するのではなく、そこから皆で変わろうという持留さんのメッセージを強く感じ、その世界観が伝わるよう努めたとのことです。
さらに、自然と人間はもちろん、陰と陽などすべての対となるものを意識して制作したこと、マイノリティーを排除せず、皆が優しい気持ちで観られる作品づくりを普段から心がけていることなどを語ってくれました。

アニメーションの声優として先日アフレコに参加してくれた市内のメンバーも登壇し、一言ずつ感想を述べました。

また、アニメーションの背景や音楽の担当者の紹介もありました。

ついに完成作の初上映です。
美しく、軽やかでいてとても深い内容で、制作に関わってきた人はもちろん、観客にさまざまなことを感じさせてくれたと思います。
(→予告編YOUTUBE

最後に、「イントゥ・アニメーション7」特濃セレクションの上映があり、映像祭の全行程が無事に終了しました。

ゼロから立ち上げた第1回目の映像祭。ここまで来るのにいろいろなことがありました。一般部門の上映がこの日に叶わず、変更もいろいろありましたが、こうして予想を上回る多くの方に来て頂いたこと、恵まれた自然と制作の楽しさを感じ、イベントとしてそれを少しでも共有できたことをスタッフ全員が喜びました。

今後の予定はHPでご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメーションのアフレコ収録、楽しく終了しました!

6月9日にアニメーション作品「最後の森」のためのアフレコ収録が行われ、市内の学生を中心とした声優ボランティアスタッフが集まってくれました。

まず、アニメーション制作をしているデコボーカル の一瀬さんが、ストーリーやキャラクターの説明をします。

どんなお話かを知るのは、皆この日が初めて。かなり緊張しているようですね。

デコボーカル 作成のコンテを見ながら、セリフを追っていきます。

一瀬さんが描いたキャラクターの絵はどれも生き生きとしていて、おのおのの個性や互いの関係性、バックグラウンドなどが細かく練り上げられています。
この性格だからこういう見かけ、という通念のようなものに縛られないよう意識して描いているそうです。性別を超えたような魅力を感じます・・・!

「話を聞いてみたらどのキャラクターも魅力的なので、どの役でもいいと感じました」と、加藤葉月さん(写真右)。市内の高校の演劇部に所属しているそうです。

どの人の声がどのキャラクターに合うかを知るために、一人ずつセリフを読んでもらいます。

同じセリフを言っても、一人ひとり声質が異なっていてとても面白いです!

最年少の横山日和さん(写真中央)は、市内の小学6年生。可愛らしい声を披露してくれました。これは配役に悩みそうです。

休憩を挟み、配役が決定。細かい役も決めてボードにまとめていきます。

これから収録です。演劇経験者もいますが声優としては皆ビギナー。がんばるぞー!

スタジオに入って読み合わせを行います。阪野あおさん(写真中央)はいろんな役を担当してくれました。

サト役の高橋みずきさん。市内の短大生で、高校時代は演劇部に所属しておりやる気いっぱいです。緊張をほぐしていこう!

スタジオの外でデコボーカル の上甲さんが指示を出します。

甲州弁をナチュラルに話せる大人はいませんか?ということで、YBSの取材陣に急遽参加をお願いする場面も。

収録後半には、かなり打ち解けたムードになっていました。

ミツル役がとてもハマっていた中村奏さん(写真左)。市内の中学1年生です。

収録は大詰め。10分程度のアニメーションですが、声を分けて録ったり、やり直しがあったりで夕方まで頑張りました。

収録完了! お疲れさま、good job! のハイタッチ♫
「自分の声がアニメーションになるというのが不思議だけれど、完成が楽しみ」、「緊張したけどやりきった」などの感想がありました。
デコボーカル 一瀬さんも「初めてでも、こうしてとこちらが言うそれに応えてくれて、みんな表現者だな〜と思いました!」と楽しんでいた様子でした。

デコボーカル は、「最後の森」の原作者の持留光さんが伝えたかったメッセージを探り、それを反映させつつ、デコボーカル としてのオリジナリティーとコラボする形で、アニメーション作品として仕上げていくそうです。残された短かい期間で制作は大変だと思いますが、期待大!!です!

皆さん、完成作品を是非、会場に観に来てくださいね!

→映像祭参加応募フォーム

シナリオコンクール小・中学生部門グランプリを受賞した持留光さんは、昨年のシナリオ教室に参加されていました。(写真はその時のものです。)
今年の大前玲子シナリオ教室の募集も始まっています。
市内の小・中学生には、自分がお話を考える楽しさ、そしてそれがアニメーションになる面白さを是非味わってもらいたいです。

→シナリオ教室応募