いただきますのアニメーションづくり

7月14日にアニメーションづくりのワークショップが北杜市オオムラサキセンター で行われました。2回目となる今回は、「食べる」をテーマにしたアニメーションづくりです。

はじめに、参考になるような海外アーティストのアニメーション作品を皆で鑑賞してイメージを膨らませ、講師のデコボーカルが制作の流れを説明しました。

外へ出て、料理に見立てられそうな素材を探して拾い集めます。

よく見ると森の中にはいろいろなものがあります。大きなキノコや小さな花、サワガニやカブトムシもいました。

面白い木の実が目につきました。使えそうですね。

室内に戻って紙皿やペーパーナプキンにイラストを描いてデコレーションし、皿の上に森の素材を並べてみます。

ひもや紙も使用して、おしゃべりをしながら夢中で作ります。美味しそう!

サワガニが逃げないように注意!

繊細な盛り付けができています。それぞれの個性が出ていますね。

 

いよいよ撮影です。枠に書いてある印に合わせて、少しずつ動かして何枚も撮影します。

料理を少しずつ取り出して撮り、食べて減っていくようなイメージを作ります。

力作の蕎麦プレート。思い思いの料理の撮影と、料理名の録音ができました。

待っている間、自分たちでコマ撮りを楽しんでいる姿もありました。

アニメーションになるのが楽しみですね。ダイジェスト版は間も無く公開する予定です。

 

 

 

 

 

 

人間ってこういうもの-葛藤を描く



今期2回目のシナリオ教室が、7月13日に須玉ふれあい館で開かれました。
前回から約1ヶ月が経っており、その間に半数以上の受講者が大前先生に宿題を送って添削をして頂いたようです。提出物により「皆さんがどんなことで悩んでいるかがわかる」とのことで、そのことを踏まえて授業が始まりました。

一番大切なのは、ドラマを観ている人がどう思っているかということ。普段ドラマや映画を観ている時に自分が何を感じているかを意識してみるのも大事だそうです。
これはどういうことだろう?と観ている人に考えさせ、そのまま主人公に感情移入させてしまうこともできます。セリフ以上に「ト書き」がとても意味を持つことがあります。

ドラマとは「人間ってこういうもの」というあり様を描くというお話が当初からありました。中でも「本当はこうしたい、すべきなのに・・・」という「葛藤」の感情は大事なところです。
大前先生自身のライティング経験から、この時はまだ「葛藤」を描けていなかった、この時に初めて描けたと感じた、といった具体的なエピソードが語られ、受講者たちは真剣に聞き入っていました。

自己紹介タイムもありました。今回は「私は実は・・・」という自己紹介です。本当のことでしょうか? シナリオ教室ですから、嘘でもOKです!

大前先生が用意したシナリオテキストをスタッフが読み合わせます。わざとおかしな部分を入れておき、それがどこかを考える時間もありました。

シナリオの続きを考えてみます。恥ずかしがらずに自分をさらけ出して・・・。

「大前先生の話がとても面白くて、受講して本当に良かったです。自分のための講座のよう。書く仕事に興味があり、ドラマやサスペンスが好きだし、無理なく勉強できます」と話す受講生もいました。シナリオライターになろうと思って受講を決めたのではないそうですが、自分に合っていると感じて妄想を楽しみながら書いているようです。
今回も宿題がありますので、添削してもらえるのが楽しみですね。

 

 

 

羽化の瞬間、撮れました!

第2回北杜市シナリオコンクールグランプリ作「オオムラサキと図鑑くん」の映像化に向け、準備が進んでいます。本格的な撮影は来年ですが、この時期にしか見られないオオムラサキの羽化などの映像を今年のうちに撮りたい考えです。

北杜市オオムラサキセンターの協力を得て、生態観察施設「びばりうむ長坂」へ。クヌギやエノキの木が茂り、オオムラサキにとって素晴らしい環境です。

サナギがちょうどいい場所にないかを下見。サナギの色を観察して羽化に近いかを推し量り、ランチの間も交代で羽化が始まるかを見張るといった地道な努力が実り、数日の撮影期間中にうまく羽化の瞬間の映像を捉えることができました!


サナギから出て間もないオオムラサキ。抜け殻につかまったまま、羽が乾くのを数時間じっと待ちます。この間に、触覚などもどんどん変化して立派になっていくのが見事です。ウォーミングアップのようにわずかに羽ばたいた後、やっと乾いた美しい羽を広げることができます。

オオムラサキに好かれる撮影陣。この濃い紫の羽の蝶がオスです。

おや、監督の手にも・・・。

「3、2、1、キュー!」・・・そううまくは飛んでくれません(笑)。

オオムラサキの幼虫(通称ムーちゃん)が葉を食べる様子も見られました。虫が好きでない人もつい見入ってしまうほど愛嬌がある顔が特徴です。

周辺の雑木林などいろいろな場所へ赴き、撮影に相応しいかを検討。ヒルに噛まれてだらだらと流血する惨事に見舞われながらも撮影陣に頑張っていただきました。オオムラサキだけでなく、しまいにはヒルの生態にも詳しくなっています!

映像カメラマンの藤原さんが撮った映像を、松永監督がしばし確認。


とても美しく撮れています!!
理科の学習用にもなりそうなほどきれいな映像。自然界の不思議さについて思わず考えさせられます。4K の精細な描写で、大きな画面で観るのがとても楽しみです!


このほか八ヶ岳の実景などを押さえて、この夏の撮影は終わりとなります。
その後、いよいよ子どもたちのキャストを募って稽古を始める段階へ。
映画制作情報は、今後HPで告知していきます!オーディション情報などお見逃しなく。

アニメーションワークショップ開始!

アニメーションづくりのワークショップが6月30日にスタートしました。初回の会場は須玉ふれあい館で、北杜市に住む5歳から12歳までの15名ほどの子どもたちが集まりました。

講師は、日本のアニメーション制作を牽引する若手作家デコボーカルの2人です。

このワークショップは「北杜で一日!アニメーション!!」と題して全5回開催します。「おはよ〜」から「おやすみなさ〜い」までの一日を完成させることを目指しており、初回は「音」をテーマにした朝のアニメーションづくりです。

まずは海外の作家のアニメーション作品を鑑賞し、”音が形になって動く”ことの面白さを感じてもらいました。

デコボーカルが用意した例を見てみましょう。
朝から連想した言葉を数枚の紙に描きます。それぞれの紙に全く同じには描けないので、撮影して続けて観ると、文字が動いているかようなアニメーション独特の楽しい雰囲気が出ます。
色や形を少しづつ変えることも、動きにつながります。

自分にとっては、北杜の朝はどんな音でしょう?  それぞれテーマを考えます。

さあ、描き始めましょう!  用意されたペンや色紙、シールなどを使って思い思いに表現します。

鳥の声?風の音?それとも目覚まし時計の音?

何枚も描くと、たくさん動いて見えます!

みんなどんどん調子が出てきて、休憩時間も休むことなく描いています。描いたら先生に見せたくなりますね。

4枚ほど描けたら、iPadで撮影。今回は iMotionProというアプリを使用しました。
思ったより簡単にできそうだから家でもやってみたいという相談があり、KOMA KOMAという無料のアニメーション制作用アプリの紹介もありました。

絵を描くのが大好きで、しょっちゅう描いているという清水千夏さん。「こういうの好きそうじゃない?」とお父さんが見つけてきたパンフレットを見て参加したそうです。
パラパラ漫画はよく描いているそうですが、アニメーションだとどのように絵がつながるのかな? ダイナミックな展開の絵を丁寧に描いていました。

音の録音も行います。あくびの音はどんな風に表現する?

最後に、簡単な編集ではありますがアニメーションになった様子をみんなで観ました。それぞれの個性に溢れています!  自分が描いたものが動くって楽しいですね。

「みんな見本よりずっとうまく描いていてすごいと思いました」とデコボーカル の一瀬さん。

全5回の作品を合わせたアニメーションは、11月17日(日)に小淵沢町の女神の森セントラルガーデンで開催する北杜「水の山」映像祭で上映する予定です。お楽しみに!

3期目のシナリオ教室がスタート

一般向けの「大前玲子シナリオ教室」は今年で3期目。令和元年6月15日、須玉ふれあい館を会場に、無事初回の講義が開催されました。
参加者の大半は北杜市民ですが、県外から足を運んだ方もいらっしゃいます。また、受講者の1/3ほどは去年または一昨年の教室に参加されていた方です。

「シナリオに文章力はいらない、文学的要素もなくて大丈夫」という大前先生の言葉に勇気付けられる人は多いと思います!
ではシナリオには何が必要なのでしょうか?「人間に興味を持つこと」だそうです。

人間って何なんでしょう。時には思っていることと逆のことを言ってしまったり、嫉妬や見栄がないふりをしたり・・・。自分はどうでしょうか。まずは自分をよく観察し、他人のこともよく見て「それも人間」と愛おしむときに、「シナリオ的な考え方」が育まれていきます。

シナリオのコツは、「人間の”この感情”を描きたい」というところから始めること。”お話”を作るところから始めると後で行き詰まるので、これは大事なことだそうです。

プロのシナリオライターとして数々のホームドラマや連ドラを手掛けてきた大前先生は、「一番多く書いたのが2時間ものサスペンスで、人を殺すことばかり考えていた」と笑い、「シナリオを書く間は普段の常識は置いて、一般論とは違う視点で声をあげられることを楽しんでほしいです」と話していました。

赤ちゃん連れで来館された方もいました。一昨年のシナリオ教室に参加され、昨年は赤ちゃんを身ごもったことで受講をキャンセルされましたが、シナリオコンクールにはなんとか2年連続で応募したそうです。

初年度の受講の際に初めてシナリオを書いたそうで、多忙な子育て中でも続けたいと思う理由を聞くと、「私は書くよりまず、考えているときが一番楽しいです。普段子育てに集中していると視点が狭くなりがちなので、シナリオをやることで頭がリフレッシュできます」。

まだ自分の殻を破りきれないところがあるそうですが、「次のコンクールはギリギリの提出にならないようにしたいです」と意欲を覗かせていました。

今回は全6回のうちの初回なので、自己紹介・・・ではなく、隣の席の人のことを順番に紹介します。嘘でもOK!

役者志望の人などと比較すると、シナリオを書く人は控え目な雰囲気の人が多いものだそうですが、実は心の中でさまざまな面白いことを考えているのでしょうから侮れません!

受講者たちはさっそくワンシーンを書くことに挑戦。今回も「やまなしシナリオ教室」のスタッフたちが席を巡り、シナリオの決まりに沿った書き方について質問を受けていました。

最後に宿題が出ました。今期は1ヶ月に1回ずつの開催ということもあり、宿題を大前先生宛に郵送すればなんと添削してもらえるそうです。正直言って、この値段で至れり尽くせりの講座ではないでしょうか!

受講者のやる気に応えていつも一生懸命になってくださるのが大前先生のスタイルですので、先生の胸を借りてどんどんトライするときだと思います。

シナリオによりものの見方が変わる

シナリオコンクールの授賞式を終え、「今年はレベルが高かったかもしれません」と話す大前玲子先生。選考は楽しく、しかしどれも思いがこもった作品なので、どれも入賞させたくなるのが困るそうです。

やればやるほど奥が深いシナリオの世界ですが、書くのが全く初めてでもまた楽しめるのがシナリオです。

「はじめは思ったままを書いていけばいいんです」と大前先生。
シナリオを書くことで、ものごとの見方が変わり、俯瞰できるようになる、というのはよくあることだそうです。普段から人をよく見るようになり、自分のことも客観的に捉えやすくなるというのは、それだけでもすごいことですよね。

また、北杜市のシナリオコンクールは20分用という短さ。20分の中に気負って壮大なドラマを入れても、映像を見る方はなかなか気持ちがついていけません。そのため、悩みが少し解決するとか、関係性が変わるといった”ちょっとした変化”こそ、ちょうどいいのだそうです。

上の写真は第2回のコンクール受賞作品集です。販売予定がありますので、ご購入いただければ授章式での大前先生の講評がどういうことだったのか、わかるかもしれません。作品集のほか、大前先生の解説ページもあります。

大前玲子シナリオ教室は、初心者大歓迎。聞いているだけでも楽しく、コンクール応募の仕方まで丁寧に教えてもらえまですので、興味をひかれた方はぜひ一緒にトライしませんか?

大前玲子シナリオ教室応募はこちら。

第2回シナリオコンクールの授賞式

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第2回北杜市シナリオコンクールの授賞式が6月1日に開催されました。渡辺市長も駆けつけ、北杜市役所応接室でのアットホームな雰囲気の式となりました。

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北杜市在住の小澤治子さんは、北杜市長賞に選ばれました。小澤さんは受賞に驚いたそうですが、「去年シナリオ教室に初めて参加させてもらって、シナリオというものの面白さをすごく感じました。何とかまとめられたのは大前先生の手取り足取りのご指導のおかげです」と嬉しそうに話していました。