ついに「水の山」感謝祭で上映しました!

11月18日に女神の森セントラルガーデンで「水の山」感謝祭2018が開かれ、市内外から数多くの方が来場しました。お昼の時間までは北杜の食と農に関するプログラムが催され、シンポジウムや北杜の食材を生かした定番メニューの試食会で賑わいました。

午後の上映会は、映画「虎をかぶりて、駆けてく」のモチーフとなった実際の虎頭の舞を披露してもらうところから始まりました。虎頭の舞保存会の小野会長から、虎は徳川の治世以前から台ヶ原宿の田中神社のお守り役であったことなど舞の由来に関するお話がありました。

笛や太鼓の音とともに舞う虎たち。この日のジャンプも決まっています!

観客の中には、北杜に住んでいても虎頭の舞を実際に見たのは初めてという人も。

保存会の地域では子どもたちが幼い頃から虎舞に親しんでおり、積極的に練習に励んでいるようです。

舞の後は、3頭の虎が客席にが降りてきて、順に頭をガブリ。会場が湧きます。

もちろん、渡辺市長の元へも・・・。

「虎をかぶりて、駆けてく」のシナリオを書いた有田哲也さんが登壇し、シナリオを書くために北杜のことを調べていて虎舞を見つけ、衝撃を受けたことを語り、「この映画をきっかけに北杜に足を運んでくれる方が一人でもいれば」と話していました。

シナリオコンクールの審査を行った脚本家・大前玲子先生は、「北杜のいいところを見つけましょうということでシナリオを募集しましたが、第2回目の募集も12月10日締め切りで行いますのでぜひ応募してください」と呼びかけていました。

そしていよいよ上映。約25分のドラマ映像です。制作に関わりどう仕上がったのか早く観たいという人、北杜初の映画はどんなものなのか観てみようという人、それぞれがいろいろな思いで見入ります。

上映後、ロケの際の写真をまとめたスライドショーをバックに、監督や出演者のクロストークが行われました。松永監督は制作を支えてくれた方々への感謝の言葉を述べ、北杜の人々の手でどうにかつくれないかと始めた映画制作なので、シナリオから映像制作まで今後も多くの方に参加して頂きたいと、事業継続への思いを語りました。

主役・晴香役の河野さんと、銀二役を演じた松田さんは、自分が映画に出ているのを観るのは不思議な気分だと感じたようです。
松田さんはロケが終わるまで興奮と緊張の日々だったそうで、「(渋い役柄のため)最後のシーンまでは笑顔を見せないでと言われていたのが辛いところだった」と普段の笑顔に戻って話していました。

撮影・製作トータルアドバイザーの藤原さんは、「例えば四季の風景を入れて撮るなどやりたいことはもっといっぱいあったけれど、日数などの制約の中で何とか形になったのでは」と語り、「伝統を復活させて次の世代につなげていこうと頑張って生きている人たちがこの街にいるということを知って、何かを感じて帰っていただければ」と話していました。

やるからには全力で、と主役を演じ切った河野さんは、「映画を観てロケのことが思い出されて(そんなに前のことではないのに)懐かしかったです。もう少し長い時間見ていたかった。素人の私がちょっと面白そう、と思って挑戦してここまで楽しめたのだから、他の若い人にもやってみてほしいです。これがきっかけで町おこしに関わる人が増えれば」と話していました。

「水の山」感謝祭の終了後に開かれたスタッフ懇親会では、参加者全員がそれぞれの感想を述べ合いました。
市役所職員としての仕事の傍ら一馬役を演じた内田さんは、演じたことを楽しんだ様子ですが、「あと1週間くらい練習したかった」とも漏らしていました。

「編集でこうなるのか!と思った」とプロの腕を盛んに称賛されていた長田さんは、映画を観るとまだ「あそこに手を入れたい」という思いが出てくるのだそうです。いつものことだそうですが、改めて編集への情熱の強さがうかがえました。

映画を観てうるっとした、という人が何人かいたようですが、大前先生もその一人。この事業の立ち上げからのさまざまなことが思われたそうです。
その他、それぞれ自分の仕事の楽しさや大変さを振り返り、関われてよかった、勉強になったといった意見が上がっていました。

松永監督は、「これまで紆余曲折がありすぎた、どうなることかと思う時期もあった」と上映まで辿り着けた喜びを噛み締めていました。また、映画づくりにとって重要な人材に北杜で出会えたことから、一番大事なのはソフト(人)だという話に及び、「地域のアピールの仕方として、景勝地はもちろんだが、ここに住んでいる人がどう豊かに生きているかというところを映像を通して伝えられれば」と北杜の映画に対する自身の思いを覗かせていました。

記念撮影の1枚。初の映画づくりをやり遂げた、という充実感いっぱいの笑顔での締めくくりでした。

北杜「水の山」映像祭としての取り組みは、既に2回目へと進んでおり、シナリオコンクールの締め切りを来月に控えています。
大前先生によると、20分程の短編映画用のシナリオなので、壮大なものでなく、物語を通じて主人公の気持ちが少しだけ変化するお話でいいのだそうです。そして北杜のことを良く知ることで、北杜らしさを入れ込むことができます。

シナリオは家を建てる時の設計図のようなもの。おかしな設計図からいい家が生まれることはないように、いいシナリオは素敵な映画の完成のための最も重要な基軸となります。
皆さんの自由な発想に基づく力作をどしどしお寄せください!楽しみにしています。

音楽が入り完成間近!11/18上映

映画「虎をかぶりて、駆けてく」の映像編集作業が無事完了し、劇伴制作の段階まできました。ピアノ曲を手がけてくれるのは、山梨県出身の作曲家・ピアニスト小林真人さんです。小林さんは現在東京在住ですが、八ヶ岳南麓をテーマとした美しい曲作りや、北杜でのコンサートを数えきれないくらい行ってこられました。北杜市には大変馴染みの深い音楽家です。

松永監督と以前から親交がある小林さん。二人でスクリーンで映像を見ながら、どんなタイミングで曲を入れるかといった具体的な打ち合わせが進みます。

今回の映画テーマ曲『流れる雲を見ていた』は、小林さんのメジャー進行の爽やかな曲ですが、あえてマイナーにアレンジしたり、軽トラのラジオから流れる曲まで考えたり。主人公の気持ちの変化に寄り添った劇伴作りが行われました。

その後、最終の整音作業が行われ、いよいよ北杜初の手作り映画の完成となります!

初上映となる11月18日(日)の「水の山」感謝祭2018 の内容も決定しました!
13:30からで、短編映画の上映のほか、台ヶ原宿の保存会メンバーによる虎の舞の披露や、監督や演者の制作秘話が聞けるクロストークもあるのでお楽しみに。是非女神の森セントラルガーデン(小淵沢町)にお越しください。

午前中は、食や農に関するプログラムが行われる予定で、こちらも楽しそうです。全日参加無料、ただし市内のレストランやカフェの「定番メニュー」を試食できる12:00からのプログラムだけは数に限りがあるため事前申し込みが必要です。

 →詳しくは「水の山」感謝祭2018 ページへ

シナリオ教室最終回でした

一般向けシナリオ教室が1027日にすたま森の図書館で開かれました。今年最後となる6回目の教室です。

ドラマを観ている人が「この後どうなるのか」と想像して楽しめるように、説明をせずに、しかし伝えたいことを伝えるための手法を教わります。映像だけで伝えられる部分がないか、一度考えてみるのも大切なようです。

コンクール締め切り日が少しずつ近づいているので、応募方法に関する質問も出ました。
シナリオ本文は、20字×20行で10枚程度。見やすさを意識したレイアウトにし、原稿用紙ではなく白い紙に印字するのがおすすめです。
シナリオ本文とは別につけるあらすじは、「ラストはお楽しみに」などとはせずに、結末までわかるように簡潔にまとめます。
また、ページナンバーを記入し、右側に2つ穴を開けて黒い綴じ紐で綴じるなど、募集要項に出ていることをしっかり抑える必要があります。

書いてきたシナリオの一部を発表する時間では、声に出して読んだことで「なくても伝わるので省くべきセリフ」が明確になる場面がありました。

「ここから始めたらどう?」という大前先生のアドバイスにより、ぐっと立ち上がりが早くなりそうな例もありました。

「夜書いたときはすごく面白いと思ったのに、朝に見返すとつまらない」、「書くために調べて分かったことを、全部入れたくなってしまう」といった”あるある”な意見が上り、客観的になって抑えるといったことについても話が及ました。

全6回を終えた受講者の感想として、「いろいろな視点を垣間見れていい経験になった」「キャラクター作りにハマった」「自分の癖に気づいた」「使ったことのない脳細胞を使った」「自分が仕事で長年やってきたことと正反対」「難しさを再認識」「添削して郵送までしてもらって有り難かった」「自分だけだったら書くことができなかった」「以前物語を書いていたが数年書く気が薄れいたところ、こんなに安く近くで講座を受けられ添削までしてもらったおかげでパソコンに向かうのが楽しくなった」「分かりやすくて魅力的な講座だった」「来年もあれば参加したい」「大前先生のファンです」「苦しみながら楽しみながらなんとかシナリオを完成させたい」などの声がありました。

大前先生も「私も本当に楽しかったです。6回が早く感じました」と笑顔で話していました。
松永事業推進部長は、途中まで書くのは意外と皆やるけれど、「了」まで書いて郵送するまでやると区切りになる、と応募を促しました。

受講した方も、しなかった方も、ぜひ最後までご自分のシナリオを仕上げて、シナリオコンクールに応募してくださいね。締め切りは12月10日です。
今回もグランプリ作には50万円を授与、そして映画化されます!!

第2回「北杜市シナリオコンクール」募集要領

 

編集作業を市長が見学

「虎をかぶりて、駆けてく」の編集作業が連日続いています。

長田さんにここまでの編集の感想を伺うと、まずは「大変です」の一言。1回目の映画づくりでもあり、作業場所の変更やソフトの操作の問題が持ち上がって、短編映画の形がだいたい出来た後もまだ骨折り仕事が続いているようです。

長田さんの手元には書き込みがいっぱいの台本が。どのカットを使ったのかを逐一記録してあります。

29分近くになっていた映像を短くしたり、音声を揃えるために見直しをしたり。松永監督は、「ロケ現場で見ているのと、映像になって見るのはまた違うことに気づかされました。映像になると表情の微妙なディテールが見えてくる」と話していました。

この日は、作業場所となっている市役所の一室に渡辺英子市長が訪れました。

キャスト、スタッフともに9割以上が北杜市民であることを受け、「北杜市には素晴らしい人材がいらっしゃることを、驚きとともに知りました。みなさんの惜しみない協力に感謝、感謝です」と市長。

「ここで遅くまで作業してさみしくならないんですか」という市長の問いかけに対し、長田さんは、編集作業は時間との戦いでもあるので夜遅くまで取り組むのも当たり前のようになっていること、映画製作は時間とお金がかかるものだけれど文化的な広がりがあるといったことを話していました。
「こうして夢中になってくれる人がいるから、出来るんですよね。職員は応援だけは出来るけれど」と笑顔の市長。

来年以降の編集場所をどうするかについての話に触れながら、「何をするにも継続していくことが大事ですね」と市長は語り、「多くの人に観ていただきたいですね」と完成をとても楽しみにしている様子でした。

 

 

 

シナリオ教室も佳境に向かいます

全6回のうちの5回目となる一般向けシナリオ教室が、10月13日に開かれました。

今日のテーマは魅力的なキャラクターを作ろうということ。感情移入できるのはどんな人物でしょうか。生まれ育ちにどんな背景があるでしょう。

お話を頑張って作り出そうとしなくても、魅力あるキャラクターが生まれればどんどん描くことができます。この人物ならばこう言うはず、というセリフがあるでしょう。ただし、キャラクターはどんな時も一貫していなければ違和感が出てしまいます。

それぞれがコンクール用に考えている物語の、あらすじやシナリオの一部を発表する時間となりました。

この物語での葛藤は何か、結果として主人公に心の変化があるのか、それとも周りが変化するのか・・・。受講者の案に耳を傾けることは、今まで勉強してきたことについて改めて思いを巡らす機会になります。

また、2時間ドラマとは違い、テンポよく話を進める必要があります。書いていると話を広げたくなるのはよくあることですが、広げないで、深くすることが大事だそうです。
何の話なのか、一言で言える話であることの大切さが改めて見えてきます。

「自分が何を一番伝えたいかわからないのですが」という質問に対し、大前先生は自身の経験を振り返り、世の中に言いたいことはないかなと考えたときに「異性に対して自分が言いたいことを入れたい」という思いが浮かんだエピソードを話してくれました。たった一つのセリフを言わせたいために全体を書く、というお話の生まれ方もあるようです。

前回大前先生にシナリオを提出し、そこに書いてもらった赤字に非常に納得したという大島美恵子さん。どんなシナリオの本を読んでもわからなかったことがふっと腑に落ちたそうです。「提出して間も無く赤字を郵送してもらって、その熱意に応えたいと思いました」。

教室を見学していた映像祭実行委員の古澤会長から「レベルが高いことをやっていると思いました」という感想がありました。

シナリオコンクールの締め切りは12月10日。北杜の魅力が詰まった素敵な人間ドラマがたくさん出来ることを祈っています!

女神の森でスクリーンテスト

短編映画「虎をかぶりて、駆けてく」のスクリーンテストが10月12日に行われました。会場は、素晴らしいプロジェクターがある女神の森セントラルガーデンのホールです。

まだ音楽などがきちんと入っていない段階なので、ごく少数のスタッフでの鑑賞。ドキドキしながら画面に見入ります…。

どのシーンを観ても、ここはこうなったんだな、といろいろな思いがよぎります!

観終わると、改めてロケの時のことがまざまざと蘇り、興奮冷めやらぬ様子。

気になる点などを話し合う撮影・製作トータルアドバイザーの藤原秀夫さんと、編集の長田千鶴子さん。

編集の保存の際の不具合など、トラブルはいくつかあったようですが、皆さんこの笑顔。これから微修正をしていき、なんとか11月18日(日)の北杜「水の山」感謝祭に間に合わせます!

当日は是非皆さん、会場に足をお運びくださいね!
会場の女神の森セントラルガーデン(小淵沢町)で、料理のコンテストなども催され、楽しいお祭りになりそうです。詳細は後ほど告知します。お楽しみに!

編集作業が進行中です

短編映画「虎をかぶりて、駆けてく」のロケが終わり、撮影した映像の編集作業が進行しています。この編集段階で、映画の良し悪しはまたひとつ大きく変わるのだそうです。
邦画の大御所・市川崑監督から厚い信頼を寄せられた編集のプロ、長田千鶴子さんに手腕を振るって頂いています。贅沢ですね!

ロケ現場にいた人が映像を見ると、あの時はこうだったとか、あのことがあってこうなった、といった裏事情がすぐに頭に浮かびますが、そういった先入観がない視点で、純粋に観客を楽しませる一編の作品に仕上げていくのが編集の仕事。長田さんの長年の経験から来る鋭い判断力が光ります。

この日は、監督が未完成のラッシュを見る日。映像のつなぎ方の細かな点、実景の入れ方や音楽の合わせ方など、決めるべきことは山ほどあります。
音楽は山梨県出身の作曲家・ピアニストの小林真人さんにお願いすることになっています。

一番難しいのは、虎頭の舞の部分だそうです。お祭りの様子を全て使うわけにはいきません。2つの曲があり、それをどのように入れるか。観客の様子をどう挿入するか。音声をどうするか。さまざまな可能性から完成形を探ります。

普段とは異なる特設の仕事場で、いつもは使用しないソフトでの作業に果敢に取り組む長田さん。ちょっとした機器操作のトラブルがあると、それだけで時間がどんどん過ぎていってしまいます。
それにしても連日の長時間の作業にも関わらず、淡々として集中力が途切れる様子がありません。 体に染み込んでいるその仕事への姿勢を目の当たりにするだけでも、プロのかっこよさがじわじわと伝わってきます。

4日間という非常に短期間のロケで撮った映像素材。シーンの繋ぎを考えると、これが欲しい、あのカットを使いたいといろいろなことが出てくるそうですが、時間が許す限り、編集の工夫はどんな風にもできるのだそうです。

より良い作品づくりを求め、労を惜しむ様子がまるでない長田さん。大変な作業がまだまだ続くのでしょうが、完成がとにかく楽しみです!

 

ロケ最終日。充実の4日間でした

ロケ最終日は、夏に逆戻りしたような驚くほど暑い日となりました。

ブルーベリー農家の一馬が、晴夏を乗せてトラクターを運転する様子を撮ります。

収穫時期の稲穂が揺れる、のどかな田園風景が広がっています。(おしゃれカカシを発見)

ここでドローン撮影開始。真っ直ぐな農道を行くトラクターと、助手席に乗る晴夏の横顔までを撮れるか、ドローンの操縦をギリギリまで頑張ってもらいました。

虎柄の布をたなびかせて駆けるシーンが素敵です。

こう見えて、前日の虎舞での頑張りのために、かなり筋肉痛の晴夏。痛みを押してドローンよりも速く走ります。(速過ぎ・・・)

ドローン撮影はどうだったのでしょうか?!(出来上がりに期待♪)

軽やかで爽やか! 辛そうな姿は少しも人に見せたくない実里さんですが、実はこの後、一時熱中症気味になってしまいます。だいぶ頑張っていたんですね。

移動中の皆さん。荷台で手を振る齋藤さんは、「皆がいい表情をして映画づくりをしていて、撮影期間中ずっと楽しかったです。きっとスタッフもキャストもいい人が揃ったんですね。撮影をしているうちに、皆が成長していくのがわかりました。自分もこの地域で映画を撮りたい気持ちになりました」と話していました。

いよいよラストシーンの撮影へ。庭木が素晴らしい民家の縁側をお借りします。

素直ではない2人の、心の内は・・・。

「このシーンは、わがままを言ってこだわらせてもらいました」と松永監督。指導に一段と熱が入ります。

言葉少なににじみ出る銀二の思い・・・。
グッとくる表情に、カットの声がかかった途端、「鳥肌が立った」と漏らすスタッフも。

最後に、神社や街道でのシーンの撮影を行いました。日が暮れかけてきましたが、カメラマンの腕に頼って日中であるかのように映像を創り上げます。

一馬役の内田さんの演技が最終日に一番上手くなっているのは、自他共に認めるところ。一般の映画のロケであれば、4日目あたりはエンジンがかかってくる頃だそうですが、残念ながら私たちはこの日が最終日です!!

クランクアップで、監督からキャストに野の花の花束が手渡されました。
一馬役の内田さんは、「本当に大勢の人に関わってもらって、力を貸してもらいました。いい経験でした。映画が出来上がったら(写真右端に写っている市役所観光課職員、堀内さんとともに)多くの人に観てもらえるようにPRして、次につなげていきたいです」と話していました。

「本当にやって良かった!楽しかったです!」と充実感たっぷりに話す実里さん。学校がある東京と実家の北杜市を行き来しながらせわしなく過ごした学生生活最後の夏でした。「ラストシーンが一番緊張したけど、思ったようにできたと思います。でもやっている側と観る側では感想が違うだろうから、11月18日の上映日にはぜひ皆に観に来てもらいたいです」。
他のキャストも含め、配役がぴったりだったと皆で讃え合っていました。

お隣にいるのは、実里さんのお母様で絵コンテ担当のこうのあきさんです。あまりに絵コンテが大量で、引き受けたことを途中で後悔したそうですが、「カット割りのセンスがある!上手い」とプロの視点からも褒められていました。

撮影・製作トータルアドバイザーの藤原さんは、「最初はどうなることかと思いましたが、いい方向に期待を裏切られて、演技も団結力もとても良かったです。生みの苦しみを経験して、自分たちが創ったと誇れるいい作品になると思います。撮影の要は、本物の虎舞の祭りを撮らせてもらったこと。会長をはじめ保存会の方々のご協力には頭が下がる思いです」と語っていました。

トラブルも大きなものはなく、無事4日間で撮り終えられた、と感無量の表情の松永監督。「事前に自分が狙ったことが全てではなく、例えば悪天候のために急遽変更したことで、むしろより意味を持つ映像が撮れるといったことが面白かったです。初日は雨で、翌日から晴れて、最終日にピーカンというのも晴夏の心象を表しているようでちょうど良かったです」。

「皆がいいものを創ろうとして、全部がいい方に向いた」と話し合い、大変だったけれどとても充実した4日間を思い返しました。

これから編集作業など別の大きな作業が待っているのでしょうが、きっといい映画に出来上がるに違いない!と期待感が膨らみます。

夜空には、中秋の名月が輝いていました。

ロケ3日目は虎舞のお祭りを撮影

ロケ3日目には、バスを手配してバス停での撮影を行いました。

虎石のある田中・荒尾神社に移動し、実際の祭りに合わせる形で撮影を進めます。

主人公の祖父・銀二役の松田さん。「演技は難しくて、(普段通り)寿司を握っている方が楽」と言っていましたが、頑固な銀二の渋い表情がバッチリできていて素敵と評判です。

演技の度に周りを和ませてくれたひろこおばちゃん役の河合さん。「普通はできない経験で、すごく楽しかったです」と話していました。松永監督も最高の配役、と絶賛。

スタッフも連日頑張っています。さまざまなシーンの撮影がバラバラの順序で進むこともあり、裏方の仕事がいかに大事かが感じられます。

中央の女性2人は記録係(スクリプター)を体験。撮影中、ずっとカメラマンの後ろについて、0コンマ何秒、とシーンごとの開始時間と終了時間の記録をつけています。「専門用語が出てきたりして勉強になります。これを編集さんに渡して、何パターンも撮ったものが一つになるのだから凄いと思います」。

境内で子ども相撲が行われていました。取り組みに負けて、悔しくて泣いている子も。本当に一生懸命だったんですね。

地元の方々が焼いた秋刀魚を頂き、お祭り気分が盛り上がります。焼きそばや豚汁などの振る舞いも美味しく頂きました!

午後に実際の虎頭の舞が披露され、その模様を映画用に撮影させてもらいました。

小学1年生の女の子も虎舞に参加しているということで、観客も驚いていたようです。

頭を噛んで〜♫

その後、保存会の方々の協力を仰ぎ、晴夏の虎舞シーンの撮影へ。衣装も本物を用意してもらいました。

「舞い方をいつもすごく優しく教えてもらって、有難かったです」と何度も言っていた晴夏役の実里さん。体力のいる舞を何度も演じてもらいました。

太鼓や笛の奏者の皆さん。臨機応変に奏でてもらいました。頼もしい!

重要なシーンの撮影も見事完了。

祭りの後は、所変わって回想シーンの撮影に入ります。急いでヘアメイクチェンジ。1日に何度ものメイクチェンジ、お疲れ様です!

衣装も変え、都会でバリバリ働いている雰囲気に変身。

晴夏の上司役を演じた遠藤さん。「緊張しました。表情がわからなくて」などと話していましたが、いじわるな役柄を好演していました。

 

 

 

ロケ2日目。順調です

ロケ2日目は白州の活性化センターから始まりました。

音声マイクをつけてもらっているのは、本当の虎の舞の保存会の家族のお二人です。

おしゃべりをしながら掃除をする演技が、とても自然だと大好評。本人たちも「初めての貴重な経験でした。普段のままですが(笑)」と楽しそうに話してくれました。

主人公の晴夏は、セリフにならない何とも言えない気持ちを作ります。

そして走り出すシーン。皆で固唾を飲んで見守ります。

映像チェック。なるほど、こう映っているんですね! 体にマイクをつけているため、遠くから撮っていてもキャストのセリフがバッチリ入っています。

夜からの実際のお祭りに備えて、地域の方が太鼓を運び出していました。

晴れ間が嬉しい日。印象的なさまざまな形の雲が見られました。

台ヶ原宿の雰囲気ある街並みも撮影します。

カメラマンの藤原さんは、「思いの他、皆、芸達者で驚いています。家で練習してから集まってくれているのでしょうが、堂々として自然で本当にうまい」と話していました。

休憩時間に、数量限定の水信玄餅(金精軒)を丁度よくゲット♪

進行を力強く支えてくれているプロの3人。北杜の楽しい時を堪能してください!

活性化センターに戻って、虎舞の稽古シーンに移ります。太鼓や笛の音の録音もさせてもらいました。

保存会副会長・ひろこおばちゃん役の河合さんが怒号を飛ばします。実際どんな言葉で指導されているか、わかりやすいかなどをいろいろ研究し、愛嬌を感じる甲州弁のセリフになっています。

汗の演出も大事ですね。ひーっ!冷たい!

怪我をしないで、怪我したようにカクンと転ぶ・・・なかなか難しそうです。

晴夏の怪我をいたわる一馬(かずま)。一馬役の内田さんは市役所職員で、この役に抜擢されたときはかなり戸惑ったようですが、撮影を追うごとに次第に調子を掴んでいったようです。「晴夏は言われたことにすぐ対応して演技できてすごいです」。

「体の動かし方や目線のやり方を指導されても、なかなかできないものですね、難しい」と医師役の滝田さん。自宅で奥様を相手に練習をされたそうです。いかにも優しそうなお医者さんの雰囲気が最高ですね。

神社のお祭りの提灯をバックに、2人のシーンを撮影。神輿を担ぐ賑やかな声が遠くで聞こえています。

月明かりの下で、思いを巡らす場面・・・。

花火も見られ、ロケの半分が無事終了しました。