アンケート集計結果

11/23に催行した上映会イベントのアンケート集計が終わりました。
コロナ禍に於ける人数制限のため、来場者は午前、午後合わせて263名。うち9割近い231名もの方がアンケートにご協力下さいました。

映画の感想は、五段階評価でトップに当たる「良かった」が最多で158名。
キャスト、スタッフともに地元のアマチュアを基本に編成したことについても「良かった」が最多で191名でした。

映画の中で印象に残った箇所については50を超える多様な意見があり、主演2人の初々しい思いが伝わるさまざまなシーンをはじめ、各ロケ場所の情景、空撮などの北杜の原風景、映像やアニメーションと音楽とが良くマッチしていたことなどが挙げられました。

さらに、イベント後半のスペシャルユニットライブについても高評価で、中でも主題曲のギターバージョンやボーカルバージョンが心に残ったという回答が比較的多かったです。

本イベントは無料開催でしたが、今後このような上映会を行う場合有料でも参加するかについては、166名が「はい」と回答。希望価格の最多は500〜600円、次いで1000円という結果で、「いくらでも」という意見もありました。

今回のような市民参加型の映像製作に興味があるかついては、145名が「ある」と答え、その内容は脚本、撮影、出演、編集、その他スタッフと意見が分かれました。
継続を切望する声が多く寄せられていますが、当映像祭としての事業活動は今回で終了となる見込みです。今後の市民参加型の映像製作活動について、202名が「続けた方が良い」と回答しました。


自由記述欄には、「やさしく、心に沁みる内容」、「生き生きとした表情が素敵」、「やや急ぎ足の話に感じた」、「演奏に癒された」といった映画やライブについての細かな意見を数多くいただきました。
さらに「地元の子どもが参加できるのが素晴らしい」、「こうした市民活動、人とのつながりが活発になるのを期待」、「地域、自然を愛する気持ちを培える」、「北杜の文化が創られる素晴らしい映画」といった市民活動に関する意見がありました。

映画製作は北杜のPRになるという意見も多く、「いろいろなところで紹介してほしい」、「ユニークな活動なので北杜のPRのために続けてほしい」、「自然をたくさん撮影してほしい」、「このような活動があったことを知らなかった。もっと発信してほしい」、「資金はクラウドファンディングで集めては」などの声があり、市外の方からは「シナリオコンクールを通じて北杜市を知った」、「北杜はいいところだと思った」、「市民ではないがまた来たいと思うイベントだった」といった感想がありました。

さらに「シナリオ教室をまたやって欲しい」「ラジオドラマ化も良かった」といったこれまでの映像祭事業に関する声もありました。

写真中央でマイクを握っているのは、上映会の最後にサプライズで壇上に呼ばれた松永監督です。
当映像祭で2本目の映画を撮り終えた松永監督は、後日「一作目の『虎をかぶりて駆けてく』は、産みの苦しみとも言うべく幾多の困難が生じて大変でした。今だからお話しできることですが、(地域の人々の手で映画を作る)というのは、正直、後付けの発想なんです。当初は、シナ・コンのグランプリ受賞作を東京のプロ映像製作にすべて委ねて、北杜をテーマにした作品を遺していこうという企画でスタートしました。私はそのプロデュースに徹してと・・・うまくいく筈でした。しかし予算面しかりいくつもの難題が重なり(この辺のオモシロ裏話は別の機会に・苦笑)、されどなんとか製作しカタチにしなければの事態に直面。ある意味開き直って、『よし!キャストもスタッフも全て地元の人たちで!』と発想を転換したんです。求めよさらば〜で北杜はお宝の山でした、人材の。歩いていけるすぐ近所の映像作家(藤原さん)との出会いから大きく企画は動き始めます。このエリアでスタッフもキャストも探したい、素人でもなんとかなりますか?との問いに、『やれますよ!!』と心強いお言葉と、『でも監督はあなたがやってね』でスタート、白州の方々や多くの皆さんの協力の賜物で『虎を〜〜』は完成。
そして、二作目の制作となりましたが、今度はコロナ禍という事態となり、製作は1年延期、あわや中止の事態にまで追い込まれ、山あり谷あり谷あり山ありの中、今年、市との連携がうまく噛み合い始めて、製作に至りました。一作目から育まれてきた製作ネットワークの輪はさらに膨らんで、この活動の財産ともいうべきすばらしい人材のネットワークが広がりました。何よりもみなさんが楽しみながら参加してくださったことはとても喜ばしいことでした。せっかくのこの輪をさらに大きく継承して行ってくれたら、この北杜はもっと素晴らしいエリアとなると思います」と語っていました。

先月の初上映会は早々に予約でいっぱいになり、やむなく来場をお断りさせていただいた方がいらっしゃいます。その方々にも是非観ていただきたいという思いがあり、当映像祭作品の無料貸し出しを行なっています。
すでに映像祭事務局(北杜市役所観光課内 Tel.0551-42-1351)に数件問い合わせをいただいています。小グループでの開催も可能で、映画完成までの道のりをまとめた展示用パネルを合わせて貸し出すことも検討していますので、事務局へお申し込みください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です