ラジオ番組がこの冬スタートします!”小林節子と大前玲子のMovie Brunch”

写真は、韮崎市のニコリにあるサテライトスタジオでの打ち合せ風景です。フリーアナウンサー(元フジテレビアナウンサー)の小林節子さん(写真中央)と、脚本家の大前玲子先生の二人によるラジオ番組が、この冬エフエム八ヶ岳・82.2MHzで実現することになったのです!
タイトルは ”小林節子と大前玲子のMovie Brunch”に決まりました。

以前から当実行委員会では、八ヶ岳発ラジオ番組製作の構想もあり、コミュニティFM 局というメディアの可能性に注目していました。

現在、長野県原村にお住まいの小林節子さんは、ご実家が映画館という環境で育ってこられた大の映画ファンでもありますまた、最近のヴィジュアルの氾濫した社会に対して、リスナーに想像して聴いてもらうラジオの可能性に大いに注目していらっしゃいました。今回、幅広い経験に彩られた小林節子さんの感性とシナリオのプロとしての視点を持つ大前玲子先生の飾らないキャラクターの出会いは、映画やドラマ、シナリオのツボを突いた新鮮な切り口で楽しいトークがどんどん展開するに違いありません。

この日の打ち合わせでは、ラジオ番組の具体的な方向性やテーマ曲などを検討し、さらにFM八ヶ岳の山本社長や実行委員メンバーを交えた全員が一番好きな映画を1本ずつ挙げ、好きなシーンや映画音楽についての語りで盛り上がりました。

ラジオ番組の1回目は、2019年12月の週末の午前中にON AIRする方向で計画中です。新しいことが始まるワクワク感でいっぱい、と話し合うお二人。

詳細が決まり次第、告知しますのでどうぞお楽しみに!

感情移入させるシナリオを

全6回のシナリオ教室の3回目が8月17日に開かれました。
前回の宿題を郵送し、大前先生による添削を事前に受け取っている受講生もいます。
宿題の出来栄えから見えてきた注意点として、まずはシナリオの書き方の基本をおさらいし、さらにいろいろな場合に応じた書き方について理解を深めていきました。

例えば回想シーンはどう入れるのか。回想は入れすぎると説明的になってしまうので、別な手法も教わります。

シナリオは設計図です。監督やカメラマン、俳優、大道具といった映像製作に関わる全ての人が、ライターが書いたシナリオに沿って動きます。
逆に言えば、伝わればいいということ。細かい決まりを間違えてしまっても大きな問題ではありません。

さまざまなことを実例を出しながら説明してもらえるのが、大前先生の授業の楽しいところです。「実はあの時こんなことがあって・・・」と関連エピソードが次々と口をついて出てきます。受講者が挙手をして、途中で質問してもOKです!

受講者には物語を書いたことがある方もいますが、アイディアを思いつくのはなかなか難しいと考えている方もいるようです。しかしそうは言いながら、これまでドラマや映画を観てきた中で、「もっと痛快なラストならいいのに」とか「あの大どんでん返しはすごい」など、独自の思いを持っていたりします。まだ形にならない思いを抱えている人にとっても、現場の裏話を交えた大前先生の軽快な講義は、新鮮な視点や得難い刺激をもらえる時間ではないでしょうか。

出来事を追うだけでなく、心情を感じさせるようなシナリオが書けたら、きっと観ている人が感情移入できる面白いドラマになります。
先生が用意した3パターンのシナリオを読み上げ、心情を込めるとシナリオはこんなに変わる、という違いを聴き比べる時間もありました。

次回の北杜市シナリオコンクールは来年ですが、そろそろ案を出して、締め切りまでに練っていきたいところです。現段階で思いついているアイディアを数名が発表して、皆に意見をもらいました。話しているうちにその場で内容が固まってきたという方も。他者に聞いてもらうことの効果は、なかなか凄いようです。

今回は、講義の後に隣室で懇親会が開かれました。お互いのことを知り、コミュニケーションを取り合うことで、一人一人の世界がより広がりそうですね!

 

 

 

 

あそぼうよ〜のアニメーションづくり

「あそぼうよ〜 紙で人形を作ってアニメーション作り」と題する第4回目のアニメーションワークショップが須玉ふれあい館で開かれました。

まずは、好きな色の紙を選んで絵と名前を描くネームカード作りに取り組みます。

これまでのワークショップによってできたアニメーションのダイジェスト版を観ました。
そして、今回の切り紙アニメーションの参考になるようなプロの作品を鑑賞。
自転車のパンク直しの様子をじっくり描いた日本の作家作品や、アニメーションの神様とも呼ばれるロシアのユーリー・ノルシュテインの精細で美しい表現に目を奪われました。

何枚も絵を描いてそれを撮る方法とは違い、1つの人形を入念に作ってからそれを動かして撮影する方法では、人形そのものの魅力が際立ちやすくなります。

さあ自分のオリジナルの人形を描いてみましょう。動物でもOKです。

人形の手足が動くことをイメージして絵を描いたら、ハサミで切り出します。

人形の形ができたらちょうどいい場所に穴を開けてもらい、割りピンを挿し込みます。

割りピンを後ろで固定させれば、手足が動く仕組みの完成です!

人形が動くと嬉しい!隣のお友達の人形と一緒に動かして見せてくれました。

撮影しやすいように、裏面にマグネットのシールを貼っておくのも忘れずに。

ホワイトボードを背景に、いよいよ撮影です!デコボーカルの2人 が用意してきたかわいい傘や雨粒が貼り付けてあります。

それぞれが作った人形を、傘を持っているようにセット。セットしたら自分たちは脇によけて、人形だけが映るように撮影します。

撮影したら、次のカット用に急いで少しだけ動かしてまた撮影、を繰り返します。
日本のアニメーションでは普通、1秒間のために30枚ものカットを使用するとのこと。頑張ってどんどん撮影する必要があります。

上の方まで手が届くかな? 手を振っているように見せられるかな?

自宅で作ってきた型紙をもとにたくさんの関節が動く人体を作り、アクロバットな動きをさせたり、大きな猫がスイスイ動くようにセットしてみたり。それぞれが趣向を凝らしています。

撮った画像をつなげてどうなったかを観て大盛り上がり。どんどん面白くなります。

最後は全員で1つのシーンを作ります。たくさん撮ってやっと数秒分になるということで撮影に時間がかかるのですが、みんな楽しくなっているので「30枚でなく50枚撮りたい!」という声も上がるほどでした。

しまいには先生のTシャツが紙のペンダントでいっぱいに。子どもたちが空き時間に作って先生にプレゼントしたものです。

今回も映像の出来上がりがとても楽しみです。これまでのダイジェスト版は、WEB上に既にアップされているのでご覧ください。
https://hokuto-eizosai.com

次回の最後の回を含めた全5回分をつなげて完成版を作成し、11月17日(日)の北杜「水の山」映像祭(女神の森セントラルガーデン)で上映します!