新型コロナウイルス感染拡大防止に努めて自宅で時を過ごし、映画やドラマを観る機会が増えている方もいるのではないかと思います。
そこでぜひ聴いてほしいのが、次回5月2日(土)10:00〜10:55放送(再放送は翌日10:00〜10:55)のラジオ番組 ”小林節子と大前玲子のMovie Brunch”です。
映画製作にまつわるトークが次々と飛び出し、「さっそく観てみたい!」「もう一回観よう!」と気になってしまう映画が出てくるのではないかと思います!
先日の収録の様子。小淵沢町にあるえほん村の一室をお借りして行われました。夢いっぱいの手づくり木造家具やさまざまな種類の絵本に囲まれて、映画トークの始まりです。
さあ、今回のゲストは、日本アカデミー賞最優秀編集賞をこれまでに2度も受賞された編集技師、長田千鶴子さんです。一体今までに何本の日本映画を編集されたのでしょうか。ウィキペディアなどを覗くと、故・市川崑監督作品群をはじめ、長田さんが編集した作品がずらりと並んでいますが、それでも「抜けている作品があるようね」とのこと。
長田さんは小淵沢町にお住まいで、そのご縁で本映像祭作品『虎をかぶりて、駆けてく』の編集をしていただくことが叶いました。「最初はお断りしたんですが・・・(笑)」とその経緯もラジオでお話いただいています。
「長田さんが一番好きな映画は?」との質問に、砂漠シーンへの転換が見事な”あの”洋画について、身振り手振り付きで熱く語る長田さん。まだ本格的に編集の仕事をされる前に観た映画だそうですが、編集的な視点を既にお持ちだったのではと感じます。
お話を聞くにつけ、フィルム時代の編集の仕事量の凄さに恐れ入ります。市川崑監督や、有名俳優さんの撮影中のエピソードなど、長田さんだからこそ語れる映画製作の裏話が尽きません。
長田さんおすすめの映画音楽も流れますのでお楽しみに。
外出自粛の状況で大前玲子先生は残念ながら東京からお越しいただけないため、代わりに松永監督が小林節子さんのお相手をつとめました。
収録の合間も、「あの映画のあそこはどうだったの?」と監督から長田さんへの質問は続き、それぞれの時代を感じて製作陣の情熱へと想いを馳せる充実した時間となりました。
大前先生は電話出演されますので、今回もシナリオワンポイントレッスンがしっかりとありますよ。どうぞお楽しみに!