全体ミーティングで一致団結

「オオムラサキと図鑑くん」の撮影が今月中旬に迫っています。ロケに先駆け、オールスタッフミーティングが行われました。

前回の映画「虎をかぶりて、駆けてく」の製作メンバーをはじめとするスタッフ達が顔を揃え、いよいよ本格始動、という静かな興奮が漂います。

キャストを順に紹介。市内の小学生やラジオドラマの声優として活躍したメンバーなどが出演してくれます。コロナ禍の制限された状況下ですが、皆はつらつとしていて素敵です。

何度も書き直しを重ね、やっと完成した台本です!

主役の2人は監督との稽古を続けており、読み合わせもいい調子です。
咲を演じる中村結愛ちゃんは、「表情がすごく難しい」と演技を試行錯誤中。家の中に蝶のオオムラサキが舞い込んできたのを見たこともあるそうです。北杜はやはりすごい環境ですね。

衣装や小道具についてなど、まだまだ詰めることがあります。

ロケがスムーズに進むよう行程を細かく決めており、集合場所を再確認。

皆が全力を尽くし、それぞれの仕事を楽しもうという意欲に溢れています!

ロケの4日間が天候に恵まれることを祈ります!!

稽古スタート、同級生役エキストラを募集

「オオムラサキと図鑑くん」の稽古が始まりました。
この映画の主軸となるキャスト2人がオーディションで決まったのは、2年前のこと。コロナ等の状況により稽古に入れずにストップしていましたが、いよいよ来月のロケを見据えて松永監督が指導を行います。

”北杜市民による北杜ロケの手づくり映画”が映画製作のモットーなので、主役2人は市内在住の小学生です。シーン毎に少しずつ練習している2人。それぞれの役の感情を思い、演技に挑みます。

絵コンテを見ながら、役に合った小道具やヘアスタイルについても考えます。

さあ、8月のロケ本番ではどんな風になるのでしょうか?!

現在、この映画に出演してくれるエキストラを募集しています。対象は、北杜市の小学5,6年生の男女で、咲と図鑑くんの同じクラスの児童役です。
撮影日は8/19(木)、学校でのシーンで、旧清里小学校(現・八ヶ岳コモンズ)にて行います。
ぜひこの機会に一緒に映画づくりを楽しみませんか?!

→ 応募の詳細はこちら。先着順20名、7/31〆切ですのでお早めにどうぞ!

 

 

 

清里方面をロケハン


「オオムラサキと図鑑くん」のロケハン後半戦を行いました。清里の一大観光スポット「萌木の村」からスタートです。

多種多様な草花や木々に彩られた、雰囲気のいい小道が続きます。ランドスケープデザイナーのポール・スミザー氏によるナチュラルガーデンで、自然生態系に配慮しているそうです。庭の見学を目的に訪れる団体客もいました。

森の中に佇むメリーゴーラウンド。夢ムードに気分が盛り上がります。

今回の映画の主人公は小学校高学年の男女です。メリーゴーラウンドにはぜひ乗ってもらいましょう!

広場では、毎年お盆前に行われる清里フィールドバレエの野外舞台設営が始まっていました。今年の演目は「眠れる森の美女」。月明かりの下での上映にぴったりですね。

8月中旬のロケ本番では、施設を控室に使うなどいろいろな面で萌木の村にご協力いただく予定です。
打ち合わせを兼ねてレストランロックでランチ。時々無性に食べたくなる安定の美味しさのカレーに元気をもらいます。

清里駅へ。本数の少ない小海線の電車が、ガタンゴトンと走り去っていきます。

清里ピクニックバスもチェック。公共の乗り物は、どのタイミングで撮影するかといったことに特に気を使います。

開放感溢れる景色がどこまでも広がる農場におじゃましました。

のんびり草を喰む馬にヤギ、アヒル。こんな場所なら迷い込みたい!

前列中央は、農場の吉田夫妻。既成概念に囚われない自由な暮らしぶりが魅力的です。ぜひ出演も!と話が弾みます。
前列右は、マリンバ奏者でやまなし大使も務めるエンターテイナー、大森たつしさん。なんと消防士役で登場していただきます!

学校のシーンは旧清里小学校を舞台にすることとなりました。現在この校舎は、コワーキングスペースやスタジオとして一般利用が可能な施設「八ヶ岳コモンズ」となっています。

ロケ当日には、壁面に時間割表などを仕込んでさらに雰囲気を作りたいところです。
また、メインキャストと同じクラスの小学生役エキストラを市内から募集する予定です。(後ほど告知します。)

ヒツジやヤギと戯れることができる山梨県立まきば公園も、景色の素晴らしい場所。こうして巡ってみると、気持ちの良い場所がこの地域に多くあることを再認識します。

小淵沢町の三分一湧水の遊歩道などの雑木林も巡りました。ライティングや撮影許可などさまざまな点を考慮し、適しているかを検討します。

前回のロケハンに続き、今回も天気予報を覆して雨を逃れた幸運な一日でした。映像撮影の藤原さんは「スムーズにロケハンが進んで良い感じです。あとは撮影許可の交渉などを頑張っていただけたら、満足いくものが撮れると思います」と話していました。

 

 

 

 

 

オオムラサキセンターでロケハン

コロナの影響で一時中断していた「オオムラサキと図鑑くん」の映画製作が、いよいよ動き出しました!2021年夏に撮影し、11月下旬に上映会を行う予定です。

この日は自然豊かな北杜市オオムラサキセンターでロケハン。梅雨の合間の太陽の下、生き生きと繁茂する植物、そして昆虫や鳥たちの多様さを目の当たりにして、改めて自然界の力強さに圧倒されます。

オオムラサキセンターの跡部館長にご協力いただき、エリアの説明や生き物の生態について伺い、撮影のイメージを確かなものにしていきます。

シーン毎にどのあたりでどう撮ればワクワク感が出るのか・・・かなり具体的に考えます。

自然界に近い状態で多数のオオムラサキを観測できる「びばりうむ長坂」内の状況はどうでしょうか。

いました!サナギになりかけのオオムラサキ。
6月20日現在、くぬぎなどを葉を食べている幼虫”ムーちゃん”の状態や、サナギ状態のオオムラサキが多数見られました。ちょうど前日、今年初の羽化が観測されたそうです。今年の羽化の最盛期は7月の第1週~2週辺りだと予想されるそうです。

これは昨年羽化した成虫の見本。オスの羽の色合いに魅了されます。

跡部館長が小さい頃から愛用していたという昆虫図鑑をお借りしました。年季の入り具合が最高です!

館内には、昆虫への愛情が伝わる展示や子どもたちが気軽に楽しめる工夫がいっぱいです。今年は例年に比べて、県内からの家族連れ客が多いそうです。

映画ロケについて案を練るスタッフたち。次回のロケハンも楽しみです!

 

 

北杜高校音楽部が映画のテーマ曲を合唱

北杜高校の音楽部による歌の収録が、10月10日にエフエム八ヶ岳の小淵沢スタジオで行われました。
曲は、北杜の映画の次回作『オオムラサキと図鑑くん』のテーマ曲「美しい空ーオオムラサキの杜」です。先日収録した北杜高校ギター部による合奏に、音楽部の歌声を合わせるという試みです。

音楽部の3名はいずれも2年生。他に吹奏楽部も兼ねている部員がいるそうですが、メインはこの3名です。コロナの影響で、練習の成果を披露するチャンスが久しく得られていないのは音楽部も例外ではなく、このギター部とのコラボは貴重な機会となります。

ソプラノを担当し、ソロパートもある成島優奈さんは、「こういうスタジオで歌うのは初めてで緊張します」とのことでしたが、「指導が的確で、学校で練習した時より良くなっていくのが自分でもわかりました」と気持ち良さそうに歌っていました。お腹に触れながら歌うと音が安定するのだそうです。

ソプラノもアルトも歌える野口侑夏さん(写真中央)は、今回はアルトを担当。「緊張しましたが、スタッフの皆さんが笑わせてくれたのでほぐれました。指導してもらって発見がありました」。コロナの影響で普段の運動量が減っていたので、牛乳パックを口に当てて呼吸することで肺を鍛えたりもしたそうです。

望月玲奈さんもアルトパートを歌いました。最初に曲を聴いた時「ゆったりとした曲で、あまり歌ったことがない感じなので大丈夫かな」と思ったそうですが、練習を重ねてどんどん上達し、「皆で合わせて入るタイミングも良くなってよかったです」と話していました。

ヘッドホンを着けて歌うとまた違った感覚があるようです。松永監督は時にギターを奏で、「もっと溜めて」「ここは丁寧に」などと伝えていました。

音楽部を率いる杉浦みち江先生から「頑張る曲ではないから、力まずゆったりでいいから」とのアドバイスもあり、素晴らしい集中力で無事収録が成功しました。皆さん、素敵な歌声をありがとうございました!

収録した楽曲は、11月7日のFM八ヶ岳ラジオ『 小林節子と大前玲子の Movie Brunch』で放送する予定です。(翌日曜再放送)お楽しみに!


只今、ラジオシナリオコンクール 入選作4作のうちの年間優秀作品を決める一般投票を行っています。
投票してくれた方の中から抽選で10名に記念品をプレゼントいたします。HP上でラジオドラマ4点を聴き直していただけますので、専用フォームからの投票をお待ちしています!
一般投票の応募締切は11月14日で、結果発表は12月5日(土)のFM八ヶ岳ラジオ『 小林節子と大前玲子の Movie Brunch』で行います。(翌日曜再放送)

詳しくはこちら。⇨北杜市シナリオコンクール

 

北杜高校ギター部が映画のテーマ曲を演奏


第2回北杜市シナリオコンクール・ グランプリ作「オオムラサキと図鑑くん」の映画化に向けたロケは、新型コロナウイルス感染防止策として来年度に持ち越されましたが、映画のテーマ曲の準備が進んでいます。
7月24日、北杜高校ギター部の2、3年生40名が八ヶ岳やまびこホールに集まり、テーマ曲の収録を行いました。

曲のタイトルは「美しい空ーオオムラサキの杜」です。オオムラサキセンター10周年記念で制作されたCDの中の一曲で、作詞作曲は北杜市在住の木林 森さんです。
この曲を同部OGで外部講師の牧田いくみ先生(写真)が今回映画用のギター合奏曲として編曲し、部を挙げて練習に励んでくださいました。

収録の前に、オオムラサキが棲む森のアニメーション動画を皆で観ました。まだ製作途中の動画ではありますが、オープニングアニメーションのBGMとしてテーマ曲を流す予定ということで、改めてイメージを膨らませます。

牧田先生の指揮で演奏がスタート。アルトギターにプライムギター、バスギター、コントラバスギター、アルトチェンバロギター、ギタロンという6種ものギターがそれぞれの音色を奏でます。「もう少し爽やかに」「ためてから」といった細かな指導が入り、生徒たちがそれに応えます。

「オオムラサキが舞う様子が目に浮かぶようなきれいな曲。私たちの演奏が映画に使われるなんて光栄なことだと思います」と話していたのは、コンサートマスターとして奏者を率いる3年生の羽賀瑞起さん。
コロナの影響による休校中は、自宅で友達と電話をしながら一緒に演奏するなどして、技術のレベルを落とさないよう励んだそうです。主旋律を担い”速弾き”もあるファーストパートに、意欲的に取り組んでいました。

2年生も頑張っています。ほとんどの生徒同様、ギターは未経験だったという高橋佑弥さん。先輩たちが演奏するギターの音色に魅かれて入部し、先輩に教わりながら弾けるようになる楽しさを感じているそうです。
コロナによる休校期間後は、感染予防対策として外に出て練習したとのこと。「この曲は、自然豊かな景色を思い描いて演奏したいです。いい緊張感の中で、演奏を楽しめたら」と話していました。

ギター部顧問の坂口奈央先生は、「今回の話を聞いてすぐ、映画に携わることができて嬉しいと感じました。初めての試みではありますが、ギター部は演奏を通じていろいろな人と関われることを普段から大事にしています」と、他の先生方とともに積極的に取り組んでいただきました。

特に今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、いくつもの演奏会が次々に取り止めになっているという背景があります。今年のギター部は3年生の人数が26人と多いこともあり最優秀賞を狙う!と張り切っていた全国学校ギター合奏コンクールも中止になってしまい、連日泣いていた生徒もいたとか。
そんな折、この日は久しぶりにホールに集って合奏する貴重な機会となりました。

坂口先生が日頃伝えているのは「気持ちを音にのせて」ということ。生徒たちは調整を重ね、最後に素晴らしい演奏を収録することが出来ました。

3年生で部長の丸茂涼祐さんは、低音が美しいギタロンという大きなギターを演奏。「今まで弾いたことがないような新鮮な曲調で、ベースも際立つので弾いていてとても楽しかったです!私たちの合奏をぜひ聴いてほしいです」と、やり切った笑顔を見せていました。

ギター部の皆さん、数ヶ月に渡る練習からこの日の収録まで、本当にご苦労様でした! 映画は来年できる予定ですので、楽しみにしていてくださいね!

また、この演奏は8/1(土)10:00〜のFM八ヶ岳ラジオ番組”小林節子と大前玲子のMovie Brunch”(翌日曜再放送)内で流れる予定です。ぜひお聴きください。


★北杜高校ギター部情報

 
先日の「北杜「水の山」映像祭」の映画音楽の収録と同じ日に、CATV『週刊ほくとニュース』用の収録も行われました。
八ヶ岳やまびこホールでのギター部の演奏の様子が、以下の日程で放映されますのでお楽しみに!
 
CATV『週刊ほくとニュース』(30分番組)2020.8/1〜7
平日:19:30〜と22:30〜 2回放送
土日:7:30〜 12:30〜 19:30〜 22:30〜 4回放送
(「美しい空ーオオムラサキの杜」を含め数曲のギター演奏を番組内の一部で放送する予定です。)

 

「オオムラサキと図鑑くん」のオーディション

2020年に映像化される第2回北杜市シナリオコンクールグランプリ作「オオムラサキと図鑑くん(仮)」の出演者オーディションが行われています。

前回に引き続き、今回も”北杜市民による北杜ロケの手づくり映画”製作を目指しています。そのため、応募者は全員、北杜市在住者です。

今回の映画は、北杜市の昆虫で国蝶でもあるオオムラサキをめぐって子どもたちが心を交わすハートフルな物語です。登場人物のほとんどは、小学校高学年の子どもたち。蝶々を見つめ、心を閉ざしたり、慰めようと頑張ったり、新たな場所へと誘い出したり・・・さまざまなシーンがあります。

オーディションに参加した子どもたちは、自己紹介ののち、オーディション用のセリフを覚えて思い思いの演技を披露します。

演技経験がある子もいれば、未経験ながらやる気いっぱいの子もいます。「今度は違う感じでやってみて」という監督の指示に、一生懸命考えながら挑戦していました。

本番の撮影は、オオムラサキの羽化のシーズンに合わせて来年7月頃を予定しています。それまでに稽古を重ねて、それぞれの役柄を掴んでいくのでしょう。子どもたちのピュアな魅力が、どのような映像になっていくのかとても楽しみです!


 

新しい映像祭Tシャツが出来上がりました!今年はトートバッグも作成!!
今年もSakura Fantasmaさんのイラストがとっても可愛いです。映像祭Tシャツやトートバッグは販売も行います。また11/17の第2回北杜「水の山」映像祭のボランティアスタッフに参加していただいた方に進呈します。ぜひ参加してくださいね。

第2回北杜「水の山」映像祭の情報とボランティアスタッフ応募はこちら。

https://hokuto-eizosai.com/eizosai201911.html

羽化の瞬間、撮れました!

第2回北杜市シナリオコンクールグランプリ作「オオムラサキと図鑑くん」の映像化に向け、準備が進んでいます。本格的な撮影は来年ですが、この時期にしか見られないオオムラサキの羽化などの映像を今年のうちに撮りたい考えです。

北杜市オオムラサキセンターの協力を得て、生態観察施設「びばりうむ長坂」へ。クヌギやエノキの木が茂り、オオムラサキにとって素晴らしい環境です。

サナギがちょうどいい場所にないかを下見。サナギの色を観察して羽化に近いかを推し量り、ランチの間も交代で羽化が始まるかを見張るといった地道な努力が実り、数日の撮影期間中にうまく羽化の瞬間の映像を捉えることができました!


サナギから出て間もないオオムラサキ。抜け殻につかまったまま、羽が乾くのを数時間じっと待ちます。この間に、触覚などもどんどん変化して立派になっていくのが見事です。ウォーミングアップのようにわずかに羽ばたいた後、やっと乾いた美しい羽を広げることができます。

オオムラサキに好かれる撮影陣。この濃い紫の羽の蝶がオスです。

おや、監督の手にも・・・。

「3、2、1、キュー!」・・・そううまくは飛んでくれません(笑)。

オオムラサキの幼虫(通称ムーちゃん)が葉を食べる様子も見られました。虫が好きでない人もつい見入ってしまうほど愛嬌がある顔が特徴です。

周辺の雑木林などいろいろな場所へ赴き、撮影に相応しいかを検討。ヒルに噛まれてだらだらと流血する惨事に見舞われながらも撮影陣に頑張っていただきました。オオムラサキだけでなく、しまいにはヒルの生態にも詳しくなっています!

映像カメラマンの藤原さんが撮った映像を、松永監督がしばし確認。


とても美しく撮れています!!
理科の学習用にもなりそうなほどきれいな映像。自然界の不思議さについて思わず考えさせられます。4K の精細な描写で、大きな画面で観るのがとても楽しみです!


このほか八ヶ岳の実景などを押さえて、この夏の撮影は終わりとなります。
その後、いよいよ子どもたちのキャストを募って稽古を始める段階へ。
映画制作情報は、今後HPで告知していきます!オーディション情報などお見逃しなく。

オオムラサキのミニ講座

第2回シナリオコンクールのグランプリ作は「オオムラサキと図鑑くん」です。この作品の映像化に向けて準備が始まりました。まずはオオムラサキの生態など正しい知識をみんなで共有しようということで、北杜市オオムラサキセンター跡部館長をお招きし、講義をして頂きました。

オオムラサキはオスの美しい羽色が目を引く大型の蝶で、昭和32年に国蝶に認定されました。オオムラサキの全国一の生息地が北杜市で、市の昆虫にも指定されています。

夏にエノキの葉にたくさん卵が産み付けられ、ふ化して幼虫のまま越冬します。幼虫が服を脱ぐように上手に脱皮する姿は、実際に見ると感動するそうです。

羽化の前のさなぎの段階では、殻の中で自らの体をドロドロに溶かして大変身を遂げるというのですから凄いです。細胞を溶かす力を、人のガン治療に役立てられないかといった研究もあるとか。

北杜市のオオムラサキの個体数は、場所によっては激減しているところがあるものの、広葉樹林の植林地など増えている場所もあるため、全体としては少しずつ増えていると言えるようです。少し人の手が入った里山の雑木林は、成虫の食べ物となる樹液がきちんと出る木が多く、オオムラサキにとって良い環境なのだそうです。

跡部館長は、オオムラサキの生息地を守っていきたいという青年活動を発端に、オオムラサキの生態をいろいろと学び始め、北杜市オオムラサキセンターの設立に至った経緯について語ってくれました。「オオムラサキの町として有名になることが、自然環境の破壊や、蝶をこっそり捕獲しにくる人の抑止力になるのでは」と考えているそうです。

羽化の時期や時間帯についての質問が出ました。撮影のことを考えるととても気になる点です。時間帯は早朝が多く、さなぎがピリッと破れた後、成虫が外に姿を表す様子が見られるのはわずか1分程の間だそうです。
また、縄張り意識の強い成虫が鳥を追って体当たりする姿を、過去にロケ隊が何日もかけて撮影したそうです。撮影はやはり「頑張って粘るしかない」という結論に至りました。

この日は、グランプリを受賞した竹上さんも出席しており、シナリオの中に描かれたオオムラサキが、生態としておかしくないかといった点などを確認していました。

竹上さんは北杜市オオムラサキセンターにも足を運び、「敷地がとても広く、生きたまま展示されて触れることもできる昆虫もあり、こんなにも自然を大切にした所があるんだと感動しました。ヤギまでいるんですね。館長からはとても貴重な話をいただき撮影用シナリオは完成間近でしたが、もう一度書き直します」と話していました。

いろいろと知ると奥が深い昆虫の世界。竹上さんのシナリオによる映像化が楽しみです!

 

「虎をかぶりて…」上映とトークセッション

4月23日に須玉ふれあい館で市政報告会が催され、報告会の後に第1回北杜「水の山」映像祭映像作品「虎をかぶりて、駆けてく」の上映と製作者のトークセッションが行われました。

大画面で観るとやはり迫力があり、音楽の美しさも際立ちます。多くの市民が鑑賞し、拍手が起こりました。

上映後のトークセッションで、松永良平監督がこの映画製作に至る経緯を説明しました。
「市民の手で創りたい」と言うのは簡単ですが、実行には困難が伴います。
まず松永監督と撮影・製作トータルアドバイザーの藤原秀夫さんとの出会いがあり、二人が好きな映画「七人の侍」さながらに、そこからキャストを一人、また一人と集めた思い出を振り返りました。

そのようにして大きなオーディションもなく集まった演劇経験のない市民キャストですが、全員個性的で真剣に取り組んでおり、「撮影現場に入るときには全く台本を見る必要がないプロのような取り組み方で感心した」と藤原さんが話していました。

これまで数々の大作映画の編集を担ってきた長田千鶴子さんは、「思いがあって撮った作品だから、編集はやりやすかったかもしれない」とのこと。
また、20分用とは思えないほど多くの映像素材が渡され、「何だかんだと言いながらも素材は多い方が燃えるもので、25分に何とかよくまとまったと思います」と率直な感想を語っていました。

キャスト代表は、甲州弁が達者な保存会副会長役を演じた河合美智子さんです。監督に頼まれてシナリオを甲州弁に書き換えたエピソードや、普段住んでいても良さに気づかなかった白州町の田園風景のシーンに感激したことを語りました。

最後に渡辺市長と歓談し、限られた予算の中でゼロから立ち上げたことを振り返って「団結して知恵を絞ったという市民の関係性が見える映像なので、10年後に観てもまた面白いのでは」などと話しました。

渡辺市長は、今回のシナリオグランプリを受賞したのが九州の方だったことに触れ「市外の方が何度も何度も足を運んで北杜の魅力を知るというのも、とてもいいと思います」と語りました。

第3回目のシナリオ教室の募集も始まっています。
「ぜひ北杜の方も頑張って受賞してほしい」と松永監督。経験者も初めての方もぜひシナリオ制作にトライして、映画づくりの楽しさを一緒に味わいましょう!

シナリオ教室の応募はこちらから。
https://hokuto-eizosai.com/school.html