テーマ「移住」入選作『花火と雷鳴』を収録

北杜を舞台にした4つのテーマでラジオドラマシナリオを募集している北杜市シナリオコンクール。北は北海道から南は沖縄まで、毎回全国各地から投稿があり、多くの方が北杜市に思いを寄せて下さっていることを嬉しく思います。応募者の年代は10代から70代までさまざまで、男女比では若干女性が上回っているようです。

7月期のテーマ「移住」の応募作は171作で、マンスリー入選作に輝いたのは、林 日里さんの『花火と雷鳴』です。夏の情景が浮かんでくるような、余韻の美しい作品です。

緑爽やかなエフエム八ヶ岳小淵沢スタジオで、このドラマの朗読劇としての収録を行いました。音声としてどんなキャラクターに仕上げていくのか話し合い、何度も読み合わせを行いました。

登場人物2人のうち女性役を演じるのは、由季まどかさんです。漫画家で、絵画の個展を開いたり、ときには演劇の舞台に立ち裏方も行うという多彩な方。以前大前玲子シナリオ教室に参加されており、当HPで”声優さんボランティア・バンク”の存在を知って、やってみようと登録されたそうです。
男性役を演じるのは、由季さんから”声優さんボランティア・バンク”のことを聞いたという空我(くうが)さんです。20代の頃YBS山梨放送でラジオドラマに出演されていた経験をお持ちです。演じることから離れてだいぶ経つそうですが、「コロナで世の中がモヤモヤしているので久しぶりに面白いことをしたい」と登録されました。

なんと、今回この2人がキャスティングされたのは偶然。収録の場で、初めてお互いが相手役だと知ったそうです。ミュージカルで同じ舞台に立ったことがあるお2人だけあり、息の合った声の演技を披露してくれました。

「難しいですね!今回登録するときにボイスメールで声を録ったら、自分でないような感じがしました。滑舌が悪くなっていて、読むことを意識してしまうし」と、自分に厳しい空我さんですが、どんどん感覚を掴んでおられ、本番は数テイクでOK!
「SFのような話が好きなので、このドラマのちょっと不思議な感じが面白いと思いました」と話していました。

収録を終え、「やっぱり楽しい!」と由季さん。シナリオを書くのも楽しいけれど、演じるのはまた別な面白さがあるとのことです。「シナリオがきれいに書いてあり、分かりやすくすんなり入ってきてやりやすかったです」。

シナリオを書き、演技もされることについて聞くと、「役者を一度やってみると、シナリオを書くときに役者の出ハケのタイミングを意識したり、嫌なセリフを言わせないよう考えるようになったりしていいと思います」と言い、「誰でもいい役というような人は実際にはいないから」と、脇役一人ひとりにもより広く思いを向けるようになった経験を語ってくれました。

今回も音楽を担当される安倍エリナさんは、「シナリオを読んですぐにBGMが浮かびました」と話し、タイミングなどの細かい点について松永監督と打ち合わせを重ねていました。

集中して共にものづくりに励む楽しさを、改めて味わった1日。新型コロナウイルスの状況により今年はストップしている映画製作についてなど雑談にも花が咲き、今後への期待が膨らみました。


完成して9/5に放送したラジオドラマ、聴いていただけましたでしょうか?
まだの方は、エフエム八ヶ岳HPのアーカイブス(今まで放送された番組)でぜひお聴きください!

テーマ「駅」入選作『耳で誰かが喋ってる』を収録

第3回北杜シナリオコンクール6月期のテーマ「駅」には、全国から183作ものご応募をいただきました。その中からマンスリー入選作に輝いたのは、こたつめがねさんの『耳で誰かが喋ってる』です。

内容は、ボイスチェンジャーで声を変えた犯人の声で男が動かされていく推理もの。ラジオドラマにぴったりではないでしょうか。

ドラマの朗読劇としての収録日には、”声優さんボランティア・バンク”にご登録いただいた北杜市在住の松下和幸さんと秋葉清恵さんがご活躍されました。

読み合わせを行い、「優しすぎる」「もう少し傲慢な感じに」「もっと甘えた声で」などと松永監督の提案でいろいろと試します。
特に、ラストにどう余韻を感じてもらうのが一番面白いかを皆で考えました。自分なら、謎が解けたらどんな感情になるでしょう。

音楽を担当される安倍エリナさんも同席しており、思い浮かんでくる音のイメージを次々とメモしています。「シナリオをいただいて自分なりに大体考えていたのですが、セリフのやりとりを聞いていると、思っていたよりも戦うような感じがあったりして面白いのでもっと直そうと思います」。

一旦、犯人の声をボイスチェンジャーで変換して流してみると、おー!という歓声が。ミステリーの雰囲気がぐっと盛り上がります。

「自分の感覚よりも、もっともっとセリフに抑揚や間があっていいのですね! 声のドラマは活字とは違う迫力や奥行きがあって、とても興味深く感じました」と松下さん。
小説を読むのがお好きで、海外で外国人に日本語のアクセント指導をされた経験もお持ちだそうですが、声優には初挑戦ということで「監督のご指示に感心!」と楽しんでいらっしゃいました。

中学生の頃から、新井素子さん原作のラジオドラマを聴くのが好きだったという秋葉さん。本の読み聞かせで、声のトーンを変え、一人何役もこなして子どもたちを楽しませるのが得意だそうです。
「体を使った演技までは大変だと思いますが、声だけで表現ができるのはいいですね。役によって、普段の自分ではない、違う人になれる面白みがあります」。
このドラマについて、「5分ほどの中にドキドキがあって、結末が最後まで分からないのが面白いです」と話していました。


さあ、ドラマはどんな風に仕上がったでしょう!
ラジオ放送日に聴けなかった方は、ぜひ、エフエム八ヶ岳HPのアーカイブス(今まで放送された番組)でお聴きください。

”声優さんボランティア・バンク”へのご登録もお待ちしております。経験や年齢、性別は問いませんのでご興味のある方はお気軽にどうぞ!

ラジオドラマシナリオの募集は、8月期テーマ「遺跡」がラストになります。北杜を思い浮かべて、どんどん書いてくださいね!
応募要項はこちら。→第3回「北杜市シナリオコンクール」

テーマ「湧水」入選作『氷のカケラ』を収録


北杜を舞台とした5分間のラジオドラマシナリオを募る第3回北杜シナリオコンクール。5月期テーマ「湧水」の入選作発表と、入選作から製作したラジオドラマの初披露が、7月4日のラジオ番組 ”小林節子と大前玲子のMovie Brunch”内で行われました。

164本の応募作から選ばれたのは、 渡貫涼子さんの『氷のカケラ』です。以下は、そのシナリオが朗読劇としてドラマ化された様子です。

今回は声優として、当HPから”声優さんボランティア・バンク”にご登録いただいたお二人が活躍してくれました。

一人目は、北杜市在住で市役所にお勤めの河手貴さんです。河手さんはドラマのエキストラをやったことはあるものの、声優には初挑戦とのこと。以前、何かの番組でラジオドラマを聴いたことがあり、想像力をかき立てるラジオドラマというものに面白さを感じていたそうです。

河手さんの役柄は、家族と別れて北杜の水によるこだわりのかき氷販売に賭けている男性です。長年離れていた息子と話す気まずさといった複雑な思いをうまく表現できるといいけれど、と話していました。

一方、かき氷店店主の息子役を演じるのは、武井宥龍さんです。甲斐市にお住まいで、武井さんも偶然、市役所勤務とのこと。チラシを見て、いい経験になればと登録されたそうです。
ご自身の歳よりも10歳以上若い高校3年生の役での抜擢だったため最初は無理だと思ったそうですが、父親役と声質がかぶらない若々しい声をお持ちで、ぜひと推されて出演を決められました。

声だけで情景を思い浮かべてもらうのがラジオドラマです。父と息子、それぞれのセリフの裏に、どんな思いが隠れているのでしょう。セリフとモノローグ(独白)とのトーン違いにも意識を向けます。松永監督の指導に熱が入ります。

最初は緊張気味だった二人が、何度も練習するうちに次第に役を自分のものにしていく様子が、聴いているスタッフたちにもよく伝わりました。「どんどん変わっていくのを見られるのが面白いところ」と、録音担当の内藤さん。

さあ、本番です。
惜しい!と録り直す場面もありましたが、「回数を重ねるごとに映像が浮かんできて、感情が出てきた」と武井さん。ぶっきらぼうのようでいてさまざまな思いが滲むいいセリフがうまく決まりました。


収録を終え、河手さんは「難しいけれど面白かった。映画などの声優さんたちは本当に凄いんだなと改めて思いました」と話していました。

完成したラジオドラマは、エフエム八ヶ岳HPのアーカイブス(今まで放送された番組)でもお聴きいただけます。ラジオ放送日に聞けなかった方は、ぜひネット上でお聴きください!

今回のように、意欲を持って声優に挑戦していただける方を募集しています。経験や年齢、性別は問いません。音声を送ってもらうか、またはそれが難しければお電話でお話して、該当しそうな役がありましたらお声がけさせていただきます。”声優さんボランティア・バンク”への登録はこちらからお気軽にどうぞ。楽しいですよ!

また、ラジオドラマシナリオの応募も引き続きお待ちしています。7月期テーマは「移住」、8月期テーマは「遺跡」です。
応募要項はこちら。→第3回「北杜市シナリオコンクール」

5月期ラジオドラマシナリオの入選作発表!

小林節子と大前玲子の Movie Brunchの7月4日のラジオ放送(翌日再放送)に向け、小淵沢スタジオで収録が行われました。

新型コロナウイルス感染症対策による自粛のため、大前先生が北杜市までお越しいただくのは数ヶ月ぶりで、久しぶりに”節子さん&玲子さん”のお二人ともがスタジオに揃いました!

「初回に戻ったみたいに緊張してしどろもどろで」という大前先生ですが、今回の目玉は初のラジオドラマのシナリオコンクールにおける入選作発表ということで、熱のこもった的確な講評をしていただきました。

5月期のテーマは「湧水」で、北海道から福岡まで全国から集まったシナリオは164本。ご応募いただいた皆さま、北杜に思いを馳せて作品づくりに励んでいただき、どうもありがとうございました!
厳選なる審査を重ねて選ばれたのはどの作品でしょう。入選作はもちろん、惜しくもあと一歩だった5作品に対する講評もありますのでぜひお聴きください。

入選作は先日、朗読劇スタイルで収録を済ませており、ラジオドラマとして同日放送されます。
節子さんは、「ドラマ収録の様子は見ていなかったので、今日初めて聴いてとても新鮮でした。紙で見ていたシナリオが音になる凄さを味わうことができました」と、ご自身の興味の幅が広がるのを楽しんでおられました。

松永監督はシナリオコンクールについて、「応募はわりと早い段階からあり、締切日あたりに集中しました。ぎりぎりまで推敲するのでしょうが、日付が変わってからの応募が数本あり、残念ですがアンフェアにならないようにそれらは選考対象外となりました」と話していました。また、極端に長いものなど応募規定から外れたものもやはり選考対象外となってしまいます。

応募作の傾向としては、「水の妖精が出てくるものや、湧水で病や人間関係が改善するといった展開が多かったようです。映像にするのではなくラジオドラマのシナリオなので、大胆に発想を飛ばしてもらっていい」とのことです。

5分間のラジオドラマのシナリオコンクールは8月末まで続きますので、皆さんどんどん自由に想像を膨らませて応募してくださいね。

ラジオでは、洋画をピックアップしてのフリートークもあり、聴いているとどんどん観たくなってきます。皆さまからの番組への投稿もしっかり届いていますので、ぜひあなたのイチオシ映画は何かお知らせくださいね!

 

第2回シナリオコンクールの授賞式

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第2回北杜市シナリオコンクールの授賞式が6月1日に開催されました。渡辺市長も駆けつけ、北杜市役所応接室でのアットホームな雰囲気の式となりました。

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北杜市在住の小澤治子さんは、北杜市長賞に選ばれました。小澤さんは受賞に驚いたそうですが、「去年シナリオ教室に初めて参加させてもらって、シナリオというものの面白さをすごく感じました。何とかまとめられたのは大前先生の手取り足取りのご指導のおかげです」と嬉しそうに話していました。