6月9日にアニメーション作品「最後の森」のためのアフレコ収録が行われ、市内の学生を中心とした声優ボランティアスタッフが集まってくれました。
まず、アニメーション制作をしているデコボーカル の一瀬さんが、ストーリーやキャラクターの説明をします。
どんなお話かを知るのは、皆この日が初めて。かなり緊張しているようですね。
デコボーカル 作成のコンテを見ながら、セリフを追っていきます。
一瀬さんが描いたキャラクターの絵はどれも生き生きとしていて、おのおのの個性や互いの関係性、バックグラウンドなどが細かく練り上げられています。
この性格だからこういう見かけ、という通念のようなものに縛られないよう意識して描いているそうです。性別を超えたような魅力を感じます・・・!
「話を聞いてみたらどのキャラクターも魅力的なので、どの役でもいいと感じました」と、加藤葉月さん(写真右)。市内の高校の演劇部に所属しているそうです。
どの人の声がどのキャラクターに合うかを知るために、一人ずつセリフを読んでもらいます。
同じセリフを言っても、一人ひとり声質が異なっていてとても面白いです!
最年少の横山日和さん(写真中央)は、市内の小学6年生。可愛らしい声を披露してくれました。これは配役に悩みそうです。
休憩を挟み、配役が決定。細かい役も決めてボードにまとめていきます。
これから収録です。演劇経験者もいますが声優としては皆ビギナー。がんばるぞー!
スタジオに入って読み合わせを行います。阪野あおさん(写真中央)はいろんな役を担当してくれました。
サト役の高橋みずきさん。市内の短大生で、高校時代は演劇部に所属しておりやる気いっぱいです。緊張をほぐしていこう!
スタジオの外でデコボーカル の上甲さんが指示を出します。
甲州弁をナチュラルに話せる大人はいませんか?ということで、YBSの取材陣に急遽参加をお願いする場面も。
収録後半には、かなり打ち解けたムードになっていました。
ミツル役がとてもハマっていた中村奏さん(写真左)。市内の中学1年生です。
収録は大詰め。10分程度のアニメーションですが、声を分けて録ったり、やり直しがあったりで夕方まで頑張りました。
収録完了! お疲れさま、good job! のハイタッチ♫
「自分の声がアニメーションになるというのが不思議だけれど、完成が楽しみ」、「緊張したけどやりきった」などの感想がありました。
デコボーカル 一瀬さんも「初めてでも、こうしてとこちらが言うそれに応えてくれて、みんな表現者だな〜と思いました!」と楽しんでいた様子でした。
デコボーカル は、「最後の森」の原作者の持留光さんが伝えたかったメッセージを探り、それを反映させつつ、デコボーカル としてのオリジナリティーとコラボする形で、アニメーション作品として仕上げていくそうです。残された短かい期間で制作は大変だと思いますが、期待大!!です!
皆さん、完成作品を是非、会場に観に来てくださいね!
→映像祭参加応募フォーム
シナリオコンクール小・中学生部門グランプリを受賞した持留光さんは、昨年のシナリオ教室に参加されていました。(写真はその時のものです。)
今年の大前玲子シナリオ教室の募集も始まっています。
市内の小・中学生には、自分がお話を考える楽しさ、そしてそれがアニメーションになる面白さを是非味わってもらいたいです。
→シナリオ教室応募