前作に引き続き、「オオムラサキと図鑑くん」も映像編集の大御所、長田千鶴子さんにお願いしています!
今回の作業場所は、松永監督宅に建てられたばかりの”小屋”。前回の環境とは違い、時間の制約なくこの場を使っていただけるとあり、長田さんの底知れぬ集中力がいかんなく発揮されるのではないでしょうか!?
長田さんは台本を読んだとき、メインキャスト2名でのシーンが多いことから映像が単調になるかもと感じ、アップなどのカットもリクエストしていたそうです。
ロケは雨に見舞われたこともあり、かなり時間的な制約がありましたが、素敵な表情がいろいろと撮られています。
去年ベストなタイミングで撮影してあったオオムラサキの脱皮のシーンも確認し、組み入れていきます。「単に次、次、とつないでいくだけではつまらないものになる」ということで、少しずつ映像をチェックしながらどう組み合わせるかを考えるのが楽しいそうです。
編集助手の中嶋一さんは、今回、アニメーション製作から、ドローン撮影、製作・進行まで映画全体を通して尽力していただいています。
高校生のときに映画の撮影と編集をしたことがあるそうで、「今回あの時と同じようなワクワク感を味わうことが出来ました。シナリオから完成イメージを読み取って、スタッフ全員がそこに向かってぎゅーっと集中していく楽しさは、やってみてこそわかること。贅沢な体験をさせてもらっています」と話していました。
一歩、また一歩と完成に近づいていきます。ある程度の段階まで進んだら、そこから松永監督とともにああでもない、こうでもないと編集についての議論を交わし、音楽を合わせていきますが、それはまだ先。楽しみです!!