北杜高校音楽部が映画のテーマ曲を合唱

北杜高校の音楽部による歌の収録が、10月10日にエフエム八ヶ岳の小淵沢スタジオで行われました。
曲は、北杜の映画の次回作『オオムラサキと図鑑くん』のテーマ曲「美しい空ーオオムラサキの杜」です。先日収録した北杜高校ギター部による合奏に、音楽部の歌声を合わせるという試みです。

音楽部の3名はいずれも2年生。他に吹奏楽部も兼ねている部員がいるそうですが、メインはこの3名です。コロナの影響で、練習の成果を披露するチャンスが久しく得られていないのは音楽部も例外ではなく、このギター部とのコラボは貴重な機会となります。

ソプラノを担当し、ソロパートもある成島優奈さんは、「こういうスタジオで歌うのは初めてで緊張します」とのことでしたが、「指導が的確で、学校で練習した時より良くなっていくのが自分でもわかりました」と気持ち良さそうに歌っていました。お腹に触れながら歌うと音が安定するのだそうです。

ソプラノもアルトも歌える野口侑夏さん(写真中央)は、今回はアルトを担当。「緊張しましたが、スタッフの皆さんが笑わせてくれたのでほぐれました。指導してもらって発見がありました」。コロナの影響で普段の運動量が減っていたので、牛乳パックを口に当てて呼吸することで肺を鍛えたりもしたそうです。

望月玲奈さんもアルトパートを歌いました。最初に曲を聴いた時「ゆったりとした曲で、あまり歌ったことがない感じなので大丈夫かな」と思ったそうですが、練習を重ねてどんどん上達し、「皆で合わせて入るタイミングも良くなってよかったです」と話していました。

ヘッドホンを着けて歌うとまた違った感覚があるようです。松永監督は時にギターを奏で、「もっと溜めて」「ここは丁寧に」などと伝えていました。

音楽部を率いる杉浦みち江先生から「頑張る曲ではないから、力まずゆったりでいいから」とのアドバイスもあり、素晴らしい集中力で無事収録が成功しました。皆さん、素敵な歌声をありがとうございました!

収録した楽曲は、11月7日のFM八ヶ岳ラジオ『 小林節子と大前玲子の Movie Brunch』で放送する予定です。(翌日曜再放送)お楽しみに!


只今、ラジオシナリオコンクール 入選作4作のうちの年間優秀作品を決める一般投票を行っています。
投票してくれた方の中から抽選で10名に記念品をプレゼントいたします。HP上でラジオドラマ4点を聴き直していただけますので、専用フォームからの投票をお待ちしています!
一般投票の応募締切は11月14日で、結果発表は12月5日(土)のFM八ヶ岳ラジオ『 小林節子と大前玲子の Movie Brunch』で行います。(翌日曜再放送)

詳しくはこちら。⇨北杜市シナリオコンクール

 

北杜高校ギター部が映画のテーマ曲を演奏


第2回北杜市シナリオコンクール・ グランプリ作「オオムラサキと図鑑くん」の映画化に向けたロケは、新型コロナウイルス感染防止策として来年度に持ち越されましたが、映画のテーマ曲の準備が進んでいます。
7月24日、北杜高校ギター部の2、3年生40名が八ヶ岳やまびこホールに集まり、テーマ曲の収録を行いました。

曲のタイトルは「美しい空ーオオムラサキの杜」です。オオムラサキセンター10周年記念で制作されたCDの中の一曲で、作詞作曲は北杜市在住の木林 森さんです。
この曲を同部OGで外部講師の牧田いくみ先生(写真)が今回映画用のギター合奏曲として編曲し、部を挙げて練習に励んでくださいました。

収録の前に、オオムラサキが棲む森のアニメーション動画を皆で観ました。まだ製作途中の動画ではありますが、オープニングアニメーションのBGMとしてテーマ曲を流す予定ということで、改めてイメージを膨らませます。

牧田先生の指揮で演奏がスタート。アルトギターにプライムギター、バスギター、コントラバスギター、アルトチェンバロギター、ギタロンという6種ものギターがそれぞれの音色を奏でます。「もう少し爽やかに」「ためてから」といった細かな指導が入り、生徒たちがそれに応えます。

「オオムラサキが舞う様子が目に浮かぶようなきれいな曲。私たちの演奏が映画に使われるなんて光栄なことだと思います」と話していたのは、コンサートマスターとして奏者を率いる3年生の羽賀瑞起さん。
コロナの影響による休校中は、自宅で友達と電話をしながら一緒に演奏するなどして、技術のレベルを落とさないよう励んだそうです。主旋律を担い”速弾き”もあるファーストパートに、意欲的に取り組んでいました。

2年生も頑張っています。ほとんどの生徒同様、ギターは未経験だったという高橋佑弥さん。先輩たちが演奏するギターの音色に魅かれて入部し、先輩に教わりながら弾けるようになる楽しさを感じているそうです。
コロナによる休校期間後は、感染予防対策として外に出て練習したとのこと。「この曲は、自然豊かな景色を思い描いて演奏したいです。いい緊張感の中で、演奏を楽しめたら」と話していました。

ギター部顧問の坂口奈央先生は、「今回の話を聞いてすぐ、映画に携わることができて嬉しいと感じました。初めての試みではありますが、ギター部は演奏を通じていろいろな人と関われることを普段から大事にしています」と、他の先生方とともに積極的に取り組んでいただきました。

特に今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、いくつもの演奏会が次々に取り止めになっているという背景があります。今年のギター部は3年生の人数が26人と多いこともあり最優秀賞を狙う!と張り切っていた全国学校ギター合奏コンクールも中止になってしまい、連日泣いていた生徒もいたとか。
そんな折、この日は久しぶりにホールに集って合奏する貴重な機会となりました。

坂口先生が日頃伝えているのは「気持ちを音にのせて」ということ。生徒たちは調整を重ね、最後に素晴らしい演奏を収録することが出来ました。

3年生で部長の丸茂涼祐さんは、低音が美しいギタロンという大きなギターを演奏。「今まで弾いたことがないような新鮮な曲調で、ベースも際立つので弾いていてとても楽しかったです!私たちの合奏をぜひ聴いてほしいです」と、やり切った笑顔を見せていました。

ギター部の皆さん、数ヶ月に渡る練習からこの日の収録まで、本当にご苦労様でした! 映画は来年できる予定ですので、楽しみにしていてくださいね!

また、この演奏は8/1(土)10:00〜のFM八ヶ岳ラジオ番組”小林節子と大前玲子のMovie Brunch”(翌日曜再放送)内で流れる予定です。ぜひお聴きください。


★北杜高校ギター部情報

 
先日の「北杜「水の山」映像祭」の映画音楽の収録と同じ日に、CATV『週刊ほくとニュース』用の収録も行われました。
八ヶ岳やまびこホールでのギター部の演奏の様子が、以下の日程で放映されますのでお楽しみに!
 
CATV『週刊ほくとニュース』(30分番組)2020.8/1〜7
平日:19:30〜と22:30〜 2回放送
土日:7:30〜 12:30〜 19:30〜 22:30〜 4回放送
(「美しい空ーオオムラサキの杜」を含め数曲のギター演奏を番組内の一部で放送する予定です。)