皆さん、長野県塩尻市にある東座(あずまざ)をご存知ですか? レトロなムードが魅力的なミニシアターで、上映作品のセレクトにハズレがないとハマる人が続出、遠方から足を運ぶ人もいるそうです。
2月6日放送(翌日曜再放送)のラジオ番組のメイントーク収録は、ここ東座で行いました!
ゲストは、塩尻劇場 東座代表取締役でシネマコラムニストの合木こずえさんです。
赤のニット姿が素敵な合木こずえさんと、上映作品を観終わったばかりで胸がいっぱいの小林節子さん。以前、こずえさんは東京にある海外テレビ局の代理店にお勤めで、節子さんはフジテレビアナウンサーとして活躍されており、お二人は当時からのお付き合いだそうです。
そして、どちらも映画館の家で生まれ育ったということで、今月のラジオは”映画館の娘”トークとなります!
コロナ禍のいろいろな状況から急遽の出演依頼だったにも関わらず、当日の対応でご自宅の静かな一室に招き入れてくださいました。早速、収録開始です。
まずは、こずえさんが選ぶ”一番好きな映画”は何でしょう。
物心が付く前から映画漬けで女優になるのが夢で、日大の演劇学科で学んだ後、長年テレビや映画関連の仕事を続けてきた方です。
これまでに観た数え切れないほどの映画の中で、あえてマイベストを挙げるなら? と、こずえさんにはちょっと意地悪な質問を。さてその答えは?意外でしょうか、納得でしょうか。放送をお楽しみに!
(皆さんのイチ押しも教えてくださいね!投稿はこちら)
東座の大きな特徴は「フロムイースト上映会」。こずえさんこだわりのセレクトムービー上映会で、おすすめの単館系映画を毎月2週間、東座の興行上映の前と後の時間を借りて行っているそうです。(→上映スケジュール)
「フロムイースト上映会」は平成5年、たとえ集客が難しくても自分がこれぞと思う映画を観て欲しいという思いから、当時オーナーだったお父様を何度も説得して始まったそうです。以来、毎月毎月どんな風に映画を選んでいるのか、私生活とのリンクを含め(?)、尽きることのない熱い思いを伺いました。
また、東座の凄いところは、上映作をより楽しむための演出だと来場者の方々からの評判を集めています。
上映前に映画の世界へと誘うこずえさんのトークや、上映作に関連した専門家のミニ講演、インド映画の時はカレーがあり、映画にケーキが出てくればそれを再現したケーキの販売があるなど。ロビーには、近くに住む方が、上映作のワンシーンを描き続けた油絵が飾ってあります。
地元の人たちと共に、あまり気負わない普段着のままの文化の発信地であり続けたいという思いがぎっしり詰まった場所となっています。
コロナ禍で、改めて発見するスクリーンでの鑑賞の尊さ!どんなときも映画ファンに愛されているホスピタリティ溢れる映画館です。
先日創刊した情報誌『ほくとぞうし』は、「他にはあまりないシナリオ評論などが面白い!」と、こずえさんからもご好評いただきました。
(ほくとぞうしは東座でも手に入ります。→郵送での入手方法はこちら)
大前先生は今月、緊急事態宣言下でお越しいただくことができませんでしたが、電話出演により「玲子の添削コーナー」をビシバシとやっていただきましたのでどうぞお楽しみに!!
皆さん、ぜひ5分間のラジオドラマシナリオを投稿してくださいね。コンクール番外編ですのでお好きなテーマでOK、大前先生に添削してもらえるチャンスです。→投稿方法はこちら。
→ラジオ番組『小林節子と大前玲子の Movie Brunch』の視聴方法はこちら。