ロケ3日目は虎舞のお祭りを撮影

ロケ3日目には、バスを手配してバス停での撮影を行いました。

虎石のある田中・荒尾神社に移動し、実際の祭りに合わせる形で撮影を進めます。

主人公の祖父・銀二役の松田さん。「演技は難しくて、(普段通り)寿司を握っている方が楽」と言っていましたが、頑固な銀二の渋い表情がバッチリできていて素敵と評判です。

演技の度に周りを和ませてくれたひろこおばちゃん役の河合さん。「普通はできない経験で、すごく楽しかったです」と話していました。松永監督も最高の配役、と絶賛。

スタッフも連日頑張っています。さまざまなシーンの撮影がバラバラの順序で進むこともあり、裏方の仕事がいかに大事かが感じられます。

中央の女性2人は記録係(スクリプター)を体験。撮影中、ずっとカメラマンの後ろについて、0コンマ何秒、とシーンごとの開始時間と終了時間の記録をつけています。「専門用語が出てきたりして勉強になります。これを編集さんに渡して、何パターンも撮ったものが一つになるのだから凄いと思います」。

境内で子ども相撲が行われていました。取り組みに負けて、悔しくて泣いている子も。本当に一生懸命だったんですね。

地元の方々が焼いた秋刀魚を頂き、お祭り気分が盛り上がります。焼きそばや豚汁などの振る舞いも美味しく頂きました!

午後に実際の虎頭の舞が披露され、その模様を映画用に撮影させてもらいました。

小学1年生の女の子も虎舞に参加しているということで、観客も驚いていたようです。

頭を噛んで〜♫

その後、保存会の方々の協力を仰ぎ、晴夏の虎舞シーンの撮影へ。衣装も本物を用意してもらいました。

「舞い方をいつもすごく優しく教えてもらって、有難かったです」と何度も言っていた晴夏役の実里さん。体力のいる舞を何度も演じてもらいました。

太鼓や笛の奏者の皆さん。臨機応変に奏でてもらいました。頼もしい!

重要なシーンの撮影も見事完了。

祭りの後は、所変わって回想シーンの撮影に入ります。急いでヘアメイクチェンジ。1日に何度ものメイクチェンジ、お疲れ様です!

衣装も変え、都会でバリバリ働いている雰囲気に変身。

晴夏の上司役を演じた遠藤さん。「緊張しました。表情がわからなくて」などと話していましたが、いじわるな役柄を好演していました。